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03月01日-趣旨説明、議案質疑、議案付託-01号

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  1. 上田市議会 2005-03-24
    03月01日-趣旨説明、議案質疑、議案付託-01号


    取得元: 上田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    平成17年  3月 定例会(第1回)議事日程 第 1 会期の決定 第 2 駅周辺整備対策特別委員会の廃止 第 3 市長施政方針 第 4 議案第1号から第43号、第48号及び第49号並びに報告第     1号(趣旨説明) 第 5 議案第44号から第47号(趣旨説明) 第 6 議員の派遣           ◇本日の会議に付した事件 日程第1から第6まで           ◇出席議員(30名)     1   番   黒   田   敏   子   君     2   番   土   屋       亮   君     3   番   西   沢   逸   郎   君     4   番   安   藤   友   博   君     5   番   土   屋   孝   雄   君     6   番   井   出   康   生   君     7   番   池   上   喜 美 子   君     8   番   渡   辺   正   博   君     9   番   足   立       誠   君     1 0 番   外   山       愷   君     1 1 番   宮   入   英   夫   君     1 2 番   尾   島       勝   君     1 3 番   大 井 戸   荘   平   君     1 4 番   南   波   清   吾   君     1 5 番   内   堀   勝   年   君     1 6 番   藤   原   信   一   君     1 7 番   堀       善 三 郎   君     1 8 番   金   井   忠   一   君     1 9 番   宮   下   昭   夫   君     2 0 番   成   田   守   夫   君     2 1 番   田   中   正   雄   君     2 2 番   倉   沢   俊   平   君     2 3 番   武   藤       弘   君     2 4 番   丸   山   正   明   君     2 5 番   土   屋   陽   一   君     2 6 番   川   上       清   君     2 7 番   田   中       明   君     2 8 番   茅   野   光   昭   君     2 9 番   南   雲   典   子   君     3 0 番   高   遠   和   秋   君           ◇説明のため出席した者    市    長   母   袋   創   一   君    助    役   田   口   邦   勝   君    収  入  役   小   池   俊   一   君    総 務 部 長   小   出       俊   君    総 務 課 長   井   上   晴   樹   君    企 画 課 長   片   山   久   男   君    秘 書 課 長   宮   下   省   二   君    財 政 部 長   清   水       明   君    財 政 課 長   武   井   繁   樹   君    市民生活部長   塩 野 崎   利   英   君    商工観光部長   大   井   正   行   君    農 政 部 長   山   浦   新 一 郎   君    都市建設部長   小   林   憲   和   君    消 防 部 長   大 久 保       弘   君    健康福祉部長   土   屋   朝   義   君    福祉事務所長    上下水道事業   須   藤   清   彬   君    管  理  者    教  育  長   森       大   和   君    教 育 次 長   中   村   明   久   君    監 査 委 員   石   井   俊   夫   君           ◇事務局職員出席者    事 務 局 長   田   玉   利   貞   君    事 務 局次長   古   平       実   君    議 事 係 長   片   岡   文   夫   君    調 査 係 長    主    査   竹   村   一   寿   君    主    任   星   野   陽   一   君   午前 9時 30分   開会 ○議長(宮下昭夫君) ただいまから平成17年3月上田市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。           ◇ △会議録署名議員の指名 ○議長(宮下昭夫君) 議事に入る前に会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の署名議員は会議規則第81条の規定により、議長において、20番成田守夫君、21番田中正雄君を指名いたします。           ◇ △諸般の報告 ○議長(宮下昭夫君) この際、諸般の報告を行います。 今定例会に提出されました陳情について、事務局長をして報告いたさせます。 ◎事務局長(田玉利貞君) ご報告申し上げます。 今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元へ配付申し上げてあります陳情文書表のとおりであります。 朗読は省略させていただきます。 ○議長(宮下昭夫君) 陳情については、事務局長の報告のとおり、それぞれ所管の委員会においてご審査願います。 次に、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条第1項ただし書きの規定により、前定例会から今定例会までの間に議長において議員の派遣を決定したものについては、お手元に配付しました「議員の派遣報告」のとおりですので、ご了承願います。 次に、市長から、地方自治法第180条第2項の規定により、市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から、財政援助団体等監査の結果及び例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。           ◇ △日程第1 会期の決定 ○議長(宮下昭夫君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月24日までの24日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、会期は24日間と決定いたしました。           ◇ △日程第2 駅周辺整備対策特別委員会の廃止 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第2、駅周辺整備対策特別委員会の廃止を議題といたします。 お諮りいたします。去る2月21日に駅周辺整備対策特別委員長から調査が終了した旨の報告がありましたので、当委員会を廃止いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、駅周辺整備対策特別委員会を廃止することに決しました。           ◇ △日程第3 市長施政方針 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第3、市長施政方針に入ります。 市長の発言を許します。市長。   〔市長 母袋 創一君登壇〕 ◎市長(母袋創一君) おはようございます。本日ここに平成17年3月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多忙のところご出席を賜りまして、まことにありがとうございます。 私が市政を担当させていただき早くも3年が経過しようとしております。この間、愛する上田を豊かにするため、「生活者起点」の市政運営を基本とし、まちの主人公である市民の皆さんとの協働により地域資源を生かし、一方で守るべきものは大切にしながら、上田が変わるチャンスであるとの思いで上田の元気の創出に努めてまいりました。特に未来に向けた市町村合併、市民との協働による新しいまちづくり、民間感覚による地域経営を柱に市政を推進してまいりました。 まず第一に、新生上田の都市創造に向けて地域を変え発展させる手段として、市町村合併の推進に積極的に取り組んでまいりました。厳しい経済社会情勢の中、戦後日本がつくってきた制度すべてを見直さなければならない時代となってきております。私は、地方分権が進み、国や県に頼らず、将来にわたり豊かで住みよいふるさとをみずからの責任と力で築いていくためには、現在の行政の枠組みにとらわれることなく、広域合併により力を結集し乗り切っていく必要があるという強い信念のもと、上田市がリーダーシップをとって核となり、対等に広域合併を進める必要があると判断し、市長就任直後から周辺町村へ声がけしてこれまで取り組んでまいりました。地域の力を生かし、産業の力を高め、地域の総合力を発揮し、他に負けない特色ある地域づくりをしていく、すなわち地域間競争に打ち勝っていく、それが合併による新生上田の創造であると確信しております。 次に、市民との協働による新しいまちづくりであります。行政によるこれまでのまちづくりから、自治会を初めNPO法人、ボランティア団体や地域づくり団体と連携し、お互いに協力し合う市民が主人公の新しいまちづくりとすることが大切であります。その一つの手法として立ち上げ4年目を迎えるうえだ百勇士委員会は、4回の提言を行い、さまざまな施策に反映されてきております。活発な活動により、提言から一歩進み、行政とともに組み立てていく具体的な取り組みに発展してきております。このほか、市民、事業者によるうえだ環境市民会議では、七つのワーキングチームで環境の保全活動に取り組み、実践に広がりが出てきております。多くの市民で組織された上田図書館倶楽部でも、学習活動や文化事業の実施、ボランティアやアシスタントの皆さんの活動など、図書館運営への参画も盛んとなり、頼もしく思っております。上田駅周辺を中心とした暴走族対策につきましても、市民の皆さんと力を合わせ解決していくという姿勢で上田駅周辺のパトロール活動を進め、まさに行政任せとしない市民協働の力により暴走族も激減し、成果も上がっております。 上田市には四つの大学、短大があり、大勢の学生が活動しており、学生も参画した「学生のまち 上田」を進めております。さらに、大学は地域経済の中でも非常に大きな部分を占めており、大学との連携は地域の活性化にとっても重要であると考えております。4大学にはそれぞれ個性や特徴があり、今月中には包括的な連携協定を締結し、こうした貴重な財産を生かしたまちづくりを進めてまいります。 さらに、民間感覚による経営意識を持った地域経営への転換であります。厳しい社会経済状況の中で地域間競争に打ち勝っていくためには、これからの自治体は運営という意識でなく、経営感覚により地域のかじ取りをしていくことが大切であります。そのためには、自治体の経営能力、政策の立案・推進能力、政策・事業を評価する能力、この三つの能力が必要であると考えております。経営の原則は投資に対し利益を生み出すことであり、自治体で言えば支出に対し成果を上げることであります。効率的に成果を上げるためには、目標を設定し、年度ごとに何をどこまで実施するのかを明確化し評価するための目標管理制度を導入するなど、職員の意識改革を促しながら、成果を重視した効率的な行財政運営に努めてまいりました。行政は最大のサービス産業であるとの理念のもと、住民を顧客としてとらえ、住民は何を望んでいるのか、この地域の課題は何か、この地域はどうあるべきか、こうしたことを住民の皆さんともっとしっかり議論し、方向性を一緒になって明確に打ち出していく必要があります。これが地域経営であり、私に課せられた任務であると考えております。来年度は私の1期目の集大成の年度でもあり、厳しい財政状況下にありますが、職員の意識改革を一層進め、経営意識を持った行動する市役所として地域のあるべき姿に向けて市民の皆様と連携、協働しながら元気なまちづくりを推進してまいります。 地方分権時代の新しい地域創造を目指し取り組んでまいりました市町村合併について申し上げます。合併に向けての最大の山場でありました3町村の住民投票は、2月6日に丸子町と真田町で、2月13日に武石村で行われ、それぞれの皆さんには4市町村合併の必要性を十分理解され、適切な判断をしていただきました。ここに至るには、上田市では1月22日に市町村合併を真剣に考える住民の会により市民が主体の総決起大会が開かれ、会場は合併を望む大勢の皆さんにより真剣な議論が熱く交わされました。町村につきましても、昨年12月には丸子町で、1月には真田町で、2月には武石村でそれぞれ住民により大規模な大会が開催され、多くの皆さんが市町村の枠を超え合併の実現を求めて集まり、十分な議論がなされました。私は合併協議に際し、「小異を残し、小異を大事にしながら大同につく」を心構えとして臨んでまいりました。お互い譲れるところは譲り、困難な時代に勝ち残っていくため、新設対等、地域内分権を基本理念に住民との協働のまちづくりを進め、難局を乗り切っていく、そのような合併の理念が住民の皆さんに理解されたものと考えております。真摯な姿勢で熱心にご協議いただいた協議会委員を初め関係者の皆さんや議員各位、そして何より4市町村合併の必要性を理解され、連携を取り合い、熱心に推進活動をいただいた多くの住民の皆さんの努力の成果であると思っております。改めて心より感謝申し上げます。 3町村の住民投票の結果を受け、2月18日に第14回協議会を開催し、4市町村合併について確認し合い、すべての協議を終了いたしました。引き続き4市町村の議長を初め大勢の皆さんの立ち会いをいただく中で、4市町村長による合併協定書の調印を行いました。この協定は、新市において4市町村住民が一体となって取り組む新しいまちづくりの指針となるものであります。協定書には、新市の名称は「上田市」、合併期日は平成18年3月6日、新市の議会は、定数特例及び在任特例は使わず、定数は34人とし、住民と行政が協働してまちづくりを進める地域自治センター構想などを盛り込みました。14回にわたり委員の皆さんにより熱心に協議され、全会一致で承認をいただいた246項目がまとめられております。この協定に基づき、今回新上田市の設置に伴う4市町村の廃置分合など合併関連4議案を提案させていただきました。今後は、合併特例法の延長措置期限である3月末までに合併の県知事申請を行い、県議会での合併議決などを経て総務大臣告示により最終的に合併が決定いたします。 これからは合併を待つまでもなく、夏祭りなどさまざまなイベントに参加し合うことにより住民の皆さんの一体感の醸成を図っていくことが大切であり、同じ市民となる仲間同士、お互いに知り合い、語り合える場の創出に努めてまいりたいと考えております。また、4市町村の職員が人事交流、職場交流、各市町村の事業への参加などにより、一致団結し合併準備を進めていくことが重要になります。さらに、新市建設準備室を設置し、電算システムの統合など調整を図る事務事業について、来年3月6日から滞りなく住民サービスがスタートできるよう的確で確実な準備を進めてまいります。 いずれにいたしましても、「自立と協働」、「循環と交流」、「創造と調和」の三つのまちづくり基本理念に基づき、「日本のまん中 人がまん中 生活快適都市」を目指し新生上田のスタートに向け住民の皆さんと一層論議を深め、新市への一体感の醸成を図りながら、新しいまちづくりに全力を挙げて取り組んでまいります。 さて、我が国の経済動向で2月に公表された政府の月例報告の基調判断において、景気は一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっているとされている中、平成17年度の国の予算は0.1%の微増となっております。高齢化の進展に伴い、一般歳出の約4割を占める社会保障費が2.9%増加しており、その規模も初めて20兆円を突破するなど、突出したものとなっております。歳入は、企業収益の改善による法人税の増加を受けて税収は4年ぶりに増加となっており、新規国債の発行額は減少に転じたものの、17年度末の国債残高は538兆円に増加することが見込まれるなど、財政再建に向け取り組むべき課題は山積していると認識しております。 一方、平成17年度の地方財政計画は、全体規模で前年度比1.1%の減で、4年連続の減少となっております。三位一体の改革でおおむね3兆円規模を目指すとされていた税源移譲は先送りされた部分が多いものの、地方財政対策上の最大の眼目であります地方交付税など一般財源の総額の確保がなされ、一定の評価をしているところであります。しかしながら、景気回復の一服感が報じられる中、決して楽観視はできない状況にあると認識しております。 平成17年度の上田市の財政見通しにつきましては、歳入の柱である市税収入は、個人市民税においては減収が見込まれ、固定資産税は前年度並みが予想されるものの、一部の製造業などの企業収益の改善を背景に法人市民税は堅調な動きが期待されており、市税全体では総額で前年度並みとなることが見込まれます。地方交付税及び臨時財政対策債の合計額は前年度比約5%の減額が見込まれ、三位一体の改革の国庫補助負担金の一般財源化による影響額は、17年度は約1億5,000万円程度であり、16年度影響分と合わせて約5億5,000万円程度となることが見込まれております。 17年度予算編成に当たりましては、近年行財政運営に必要な一般財源の確保が難しい状況となる中、限られた財源を有効に活用すべく事業の選択と重点化に努めたところであります。とりわけ歳入に見合った歳出構造への転換と重点6分野への効率的な財源配分を基本といたしまして、各部局の主体性を重視し、より予算執行の現場に近いところでの予算編成を目指す枠配分方式の導入といった新たな取り組みも行ったところであります。各部局の自主性、自律性を高め、予算の庁内分権化を図った結果、既存の事務事業の見直しが行われ、約7,000万円規模の節減が図られました。これにより産業振興・観光振興事業、少子化対策事業、市民の健康づくり事業などの重点分野を中心として、創意工夫により前年度を上回る新規事業などを計上し、特色を出したところであります。主な施策といたしましては、35人学級、これは30人規模学級とも言われますが、この拡大や少人数学習指導への取り組みの充実、市民の健康づくりを後押しするためのヘルスプロモーション事業、上田城千本桜まつり事業など多くの新規事業の立ち上げや事業の充実を予定しております。継続事業であります義務教育施設の環境整備や市民生活に密着した生活関連道路・河川の整備事業につきましても最大限配慮をいたしたところであります。 さらに、一般会計における市債残高は、15年度末での628億7,000万円余をピークに減少に転じ、17年度末には600億円を切ることが確実な状況となりました。上田市はこれまで上田地域全体の将来を見据える中、新幹線や高速道など高速交通時代に即応した都市づくりを目指し、後年度に交付税措置のある有利な市債を活用しながら、都市基盤整備に対し積極的な事業展開を図ってまいりました。こうした中で、財政の健全性の維持や公債費負担の平準化を図るため、従来から計画的に実施してまいりました市債の繰上償還の効果や市債の新規発行規模の上限設定のルール化、さらにはこれまで努めてきた事業の選択と集中により、市債残高の減少に一定の道筋がついたものであると受けとめております。 いずれにいたしましても、市民の声に耳を傾け、真に市民が求めているものを十分見きわめるとともに、新上田市が将来にわたり持続的な発展が遂げられるよう、健全な財政運営には十分配慮し、今後とも最善を尽くしてまいります。 続きまして、上田交通別所線の存続問題について申し上げます。別所線は130万人近い利用者がある公共交通機関であり、別所温泉、塩田平を中心とする上田市の観光にとっても欠かせない存在であります。輸送能力の高さはもとより、先月16日に発効した京都議定書で課題とされている温室効果ガスの削減問題でも、別所線は年間で470トンもの二酸化炭素削減効果があるなど、環境面での貢献度は高いものであります。さらに、鉄道文化の面でも地域の貴重な財産であり、慎重に検討を重ね、昨年12月に公的支援を決定してまいりました。国では環境面などの果たす地方鉄道の役割を再認識し、鉄道再生計画を策定した鉄道に対して従来以上の支援を行う地方鉄道再生プロジェクトを来年度からスタートさせます。この鉄道再生計画は、設備投資計画、経営改善計画、利用促進計画を盛り込み、地域が一体となって再生に取り組む鉄道に対して支援されるものであります。このため、鉄道事業者のより一層の努力と市民の皆さんによる地域が一体となった積極的な取り組みが必要であります。 このようなことから、上田交通株式会社からの提案もあり、この再生計画を策定し、実践していくために別所線再生支援協議会が昨日設置されました。この協議会は、上田市を初め経済団体、存続のための自主的な市民団体など25団体で構成されております。今後市といたしましてもこの協議会に「乗って残そう戦略プロジェクト」を設け、安全運行・経営改善対策チーム、通勤・通学・日常生活利用促進対策チーム、観光・イベント・沿線活性化対策チームにより、部局を超えた体制で取り組んでまいりたいと考えております。先日披露されましたラッピング技術を使った丸窓電車の復活や、その丸窓電車を使った豆まき電車の運行、利用促進シンポジウムの開催など、既に多くの市民団体や企業の協力という別所線を支える力強い追い風が吹き始めております。 昨年、福井県勝山市長の提案により、島根県平田市で第1回鉄道まちづくり会議が開催されました。この会議は、全国的な組織として鉄道を通じてまちづくりを進めていくものであり、第2回大会をぜひとも上田市へ招致したいと考えております。全国の自治体に鉄道を通じたまちづくりを呼びかけ、地方鉄道存続の声をより大きな声にしていくことによって、別所線存続に向けての機運も高めてまいりたいと考えております。 一方、市内全域のバス路線につきましては、高齢者を中心に周辺部から市街地への交通利便を図るオレンジバスや、市街地の公共的施設を連絡する循環バス、通勤、通学の交通手段を確保する廃止路線代替バスの運行を支援しておりますが、利用者が少ない路線もあり、全体的な見直しが必要であります。他の路線バスの運行と調整を図りながら、中心市街地の活性化や福祉対策としても効果が期待できる地域に最も適したシステムとして構築を図ってまいります。来年度は、別所線につきましては、「乗って残す」利用促進策を本格的に実践していく正念場の年であり、地域におけるバスの運行なども含め、地域交通政策課を設置し、新市に向けた公共交通機関の総合的な対策を推進してまいります。 続きまして、リーディング産業を目指し積極的に取り組んでおります観光の振興について申し上げます。観光は、地域イメージや情報を外に伝えることにより人々を呼び寄せ、文化や人の交流を促し、地域やそこに生活する人々に多くの価値をもたらす重要な産業であると考えております。上田市では、上田ブランドの創出、観光基盤の構築、観光産業のパワーアップ、観光地づくりは地域づくりという四つの基本施策により観光振興事業を展開してきております。 上田城千本桜は、昨年550台のバスを呼び込み、かつてないにぎわいとなりました。ことしは、観光バス1,000台、一般観光客の入り込みも含め14万人の誘客を目標に約1カ月間上田城千本桜まつりを実施し、首都圏はもとより、関西圏、中京圏へも積極的にPRし、全国ブランド化を目指してまいります。その一環として、夜桜見物の演出をするためにライトアップをする一方、和の芸能を中心としたステージイベントを開催し、観桜の魅力を創出するとともに、観光物産展による地場の物産の紹介や販売も行ってまいります。さらに、上田青年会議所の主催により第24回全国城下町シンポジウム上田大会が第23回上田真田まつりと同時期に開催が予定され、全国から1,500人に及ぶ参加者と延べ1,000人以上の宿泊者も見込まれております。この機をとらえ連携を図り、城下町上田を全国に情報発信してまいります。上田城は、新緑や紅葉、さらに雪景色も魅力的であり、美しいケヤキ並木や歴史の散歩道、ウオーキングトレイルなどの散歩道を利用した歩いて楽しむ「リュックの似合うまち」としてのイメージもPRしてまいります。さらに、上田城を核として別所温泉や塩田平の自然、文化財など豊富な観光資源を組み合わせて魅力を高め、1年を通じて楽しめる観光に取り組んでまいります。 魅力ある観光地づくりを行うためには、地域の特性や個性を生かし、広域的な視点で近隣の市町村と連携し取り組むことにより、お互いが魅力を高め合うことが大切であると考えております。新市に目を向けますと、鹿教湯温泉、真田氏誕生の地、菅平高原や美ヶ原高原などの魅力的な観光資源が豊富にあります。いやしの湯めぐりや真田歴史の里ロマンコース散策、自然を生かした都市との交流など、さまざまな新しいメニューの開発も考えられ、点から線、線から面による相乗効果をねらった広域観光も研究してまいります。 上田地域の魅力的な観光資源を情報発信し、大勢の誘客を図っていくためには、総合的、戦略的な観光振興を図るための組織が必要であります。来年度は、関係機関はもとより、市民を初め民間活力を生かした観光戦略会議を立ち上げ、観光ポスターやパンフレットなどの一新、新たな上田の観光イメージの創出、口コミと人脈による情報の発信を行う(仮称)信州上田観光大使事業など具体的に取り組んでまいります。 いずれにいたしましても、地域の特性を生かし、おもてなしの心を持って迎え、多くの観光客が繰り返し訪れる「訪れてよし!観光立市 上田」を目指し戦略的に取り組んでまいります。 次に、産業の振興について申し上げます。地域経済の景気回復に温度差がある中で、最近の東信地区の中小企業景気動向レポートでは、足踏み感というより減速感に近いのではとの推測がなされている状況にありますが、新産業の創出や商工業の経営を支援することにより魅力的なまちづくりを目指した産業振興に積極的に取り組んでまいります。新市も見据えた地域の持続的発展を目指し、地域の商工業者が元気になるような施策を的確に講じていくため、上田市商工業振興基金を新たに設置してまいります。この基金の創設により、商工団体の振興策や産学官連携による新産業の創出などの施策についても充実を図り、商工業施策を一層円滑に進め、産業基盤を強化してまいりたいと考えております。 企業を取り巻く環境は、経済のグローバル化、IT化、規制緩和などにより大きく変化しております。このような経済情勢を生き抜くための企業の経営方針や事業展開などを経営者の皆さんから直接お聞きし、現状をしっかりと把握することにより、商工業の振興や雇用対策に役立てるため、本年度から企業訪問を実施しております。上田地域で操業している企業の経営者がお持ちになっている上田の地でしっかりと根を張り、地域とともに発展していきたいとの思いにこたえられるよう、常に情報収集のアンテナを高く張り、来年度も引き続き企業訪問を行ってまいります。ますます激しくなる製品の低価格化や新技術、新製品の研究開発などの企業間競争に対応した企業の実態や課題をお聞きし、支援してまいりたいと考えております。 昨年新たに上田地域の産業や地場の強みを再認識し、交流、情報交換、ビジネスチャンスの場として上田地域総合産業展を開催いたしました。来年度も引き続きビジネスベースでの展開を基本とし、合併により製造品出荷額が県下でトップとなる当地域の企業のすぐれた技術力や各種製品などを情報発信してまいります。さらに、東御市、坂城町を軸とした周辺町村との連携ができるよう呼びかけてまいりたいと考えております。 企業の元気を創出し、地域経済を活性化するために、市内中小企業者への支援も大切に考えております。市では県と協調しながら中小企業融資制度の充実を図ってまいりましたが、県では融資制度の一部の資金に対する信用保証料助成を廃止する方針を決定しております。市といたしましては、基本的には同種の資金に対する保証料助成について、県と同様の対応をとらざるを得ない状況となっておりますが、中小企業への急激な影響を避けるため、一定の期間に限って激変緩和措置を講じてまいりたいと考えております。新技術等の開発や販路拡大に対する支援事業につきましては、中小企業者にとって励みになる事業との評価をいただき、応募者も増加しており、こうした制度を大いに利用していただけるよう制度の充実を図ってまいります。 中心市街地の活性化につきましては、商工会議所、地元の商店街初め市民の皆さんとの協働でにぎわいのあるまちづくりを進めております。その推進機関であります上田市TMOでは、来年度まちなかへの創業支援を図るチャレンジショップ事業、共通駐車券の利用促進を中心とした駐車場対策などの事業を計画しており、引き続き積極的に支援してまいります。また、環境に配慮したまちづくりに取り組んでいるNPO法人上田広域市民事業ネットワークでは、太陽光発電による補助動力を持つエコロジータクシーを開発し、上田城、柳町などの歴史的観光資源を結ぶ運行を計画しております。市では空き店舗を活用したステーション設置について支援するとともに、池波正太郎真田太平記館への集客や中心市街地の回遊性向上につながるものと期待しております。 農林業の振興につきましては、環境に配慮した循環型社会の対応や地域経済の活性化を図るなど、次世代につながる「未来ある農林業の振興を目指して」を基本理念に取り組んでまいります。 地産地消につきましては、地域におけるモデル農産物直売所機能を持つ上田東地区の地産地消振興施設「うえだ食彩館 ゆとりの里」で、試食会などのイベントを開催し、地域でとれた農畜産物を使用した農産加工品や郷土食などを広く市民にPRしてまいります。上田の特産品として、甘みの中にも適度な辛みがあり、生食に適したうえだみどり大根や伝統野菜の一つ山口大根についても、生産の拡大や復活に向けた取り組みを進めており、地域ブランドとして育ててまいります。今後も生産者と消費者の顔が見え、地域で生産された安全、安心な農畜産物を市民や学校給食等に供給し、消費の拡大を図ることにより地域農業の振興、農家所得の増大や遊休荒廃農地の解消を目指してまいります。 近年、農村の有する豊かな自然や美しい景観が高く評価され、都市住民の農村への関心が高まってきており、都市と農村の交流が評価されてきております。稲倉の棚田では、高校生や中学生の農業体験の受け入れやイベントの開催などさまざまな取り組みが行われ、麻蒔りんご園、東山観光農園での各種果樹のもぎ取り体験や、ささらの湯でのそば打ち体験などが行われてきており、今後も地域の魅力をPRしながら農業の活性化を図ってまいります。来年度は都市住民による別所線沿線でのリンゴオーナー制度やささらの湯の周辺整備などにも取り組み、市内をゾーン化し、豊富なメニューにより、姉妹都市鎌倉市を初めとした都市と自然豊かな里山を有する農村との交流を進め、地域の魅力を高めてまいります。 続きまして、健康づくり、福祉について申し上げます。市民の一人一人が生涯を通じて健康で生き生きと暮らせるために、上田市民総合健康づくり計画「ひと・まち げんき 健康うえだ21」に基づき、毎月21日は市民健康づくりの日事業でさまざまな取り組みを実施してきております。個人のライフスタイルに合った、より積極的な健康づくりを推進するため、信州大学医学部や医師会、民間スポーツ施設事業者等と連携し、科学的根拠に基づく効果的な健康づくりである上田ヘルスプロモーション事業を計画しております。来年度は運動機能や生活機能の基準づくりを行い、個別の運動や栄養プログラムを提供し、その効果を測定するモデル事業を実施する予定であります。より多くの市民の皆さんがこの事業に参加し、自分の健康は自分で守るという意識を持ち、生活習慣病などの予防に取り組んでいただくよう事業の推進を図ってまいります。 各自治会で推進していただいております地域で支え合う福祉活動を基盤とし、地域福祉計画を策定しており、今年度末に完成する予定であります。この計画は、福祉という視点から地縁のきずなを大切に、豊かな地域社会を築いていくための指針であり、各自治会を中心に福祉のネットワークづくりを進め、地域が主体性を持って実践していただくことになります。 高齢者施策につきましては、住みなれた地域で自分らしく安心して暮らせるまちづくりを目指して事業を推進してまいりました。平成12年にスタートした介護保険制度は、要介護認定者やサービス利用者の急増に伴い、介護給付費は年々増加し、さらに戦後生まれのいわゆる団塊の世代が65歳以上になる2015年の超高齢時代の到来も見込まれ、介護保険財政の逼迫が制度の大きな課題になっております。介護費用の増大を抑制し、介護保険制度の安定的な維持を図るとともに、介護予防、生活支援事業の充実が今まで以上に必要になってまいります。来年度は市内の事業者のご協力をいただき、生活機能の低下している高齢者を対象にトレーニング機器を使用した筋力向上トレーニング事業などを実施し、活動的な生活を送るための介護予防事業の新たな展開を図ってまいります。 在宅介護支援センターにつきましては、各中学校区に1カ所設置することを目標に計画的な整備を進めてまいりました。来年度は新たに第4中学校区に設置し、これにより市内すべての中学校区で完了いたします。市役所に設置してあります基幹型在宅介護支援センターを核として連携を取り合い、安心して相談できる機能を果たすとともに、1人でも多くの方が要介護状態にならず、自立して生活できるよう支援の充実を図ってまいります。 次世代の社会を担う子供が健やかに生まれ育つ社会の実現を目指し、今年度次世代育成支援行動計画の策定に取り組んでおります。計画の策定に当たり、昨年7月、自治会を初め教育、福祉、さらには産業界の皆さんなどにより組織された16名の委員による計画策定委員会を設置し、多くの市民の皆さんのご意見をいただきながら今年度末に計画策定が終了いたします。来年度は、不妊に悩む夫婦に対する妊娠と出産への支援として、上田市独自の不妊治療費の補助事業を創設するとともに、新たに出産後間もない母親が安心して家庭で育児の支援を受けるための産褥期ヘルパー派遣事業を実施するなど、少子化対策、子育て支援としてニーズに対応した取り組みを進めてまいります。 少子高齢化社会に対応した保健福祉や子育て支援の推進については、あらゆる世代の住民に対し地域全体で支援していくことが重要であります。このためには、保健、福祉、医療を総合的にネットワーク化し、子供から高齢者までの健康づくりや子育て支援の核となり、市民だれもが気軽に訪れ、利用者が中心の市民参加型施設についても必要と考えております。今後市民の皆さんの声をお聞きしながら研究してまいります。 次に、きめ細やかさと文化の薫る教育について申し上げます。新時代を担う人材の育成と幼児期から義務教育期まで人づくりの一元化を図るため、昨年4月に子ども教育課を設置いたしました。幼児期から義務教育期までの一貫した教育の推進や家庭教育力の向上、子育ち支援、放課後児童対策の充実などに取り組む施策目標を設定した上田市子ども教育プログラムを策定し、子供に関する総合的な教育施策の展開を図ってまいりました。子供の視点に立った一貫した教育の推進を目指し、小中学校長と公立保育園長との合同会議の開催等具体的な取り組みを進めており、今後現場教職員と保育士との交流の機会を設けるなど、合同での研修や事業を展開してまいります。 放課後等の児童生徒の居場所づくりは健やかな成長にとって必要であり、できるだけ多くの地域の大人が参加し、地域が一体となって子供たちを見守る環境づくりが大切であります。その一環として、今回学童保育所どんぐりを移転、開設します神科小学校を拠点とし、神科地区をモデル地区に、公民館、保育園、地域子育て支援センターや市内の大学などと連携を図り、さらに子育てサポーターやボランティアによる支援を行いながら児童生徒の居場所づくりに取り組んでまいります。 現在小学校4年生まで実施されている35人学級編制事業につきましては、来年度において小学校4年生までは全額県負担により実施することになりました。小学校5年生、6年生については、市町村の任意の協力金方式により、35人学級編制や複数の教師により個別指導を行うチームティーチング、教科により小集団化し、習熟度に応じた指導などを行う少人数学習集団編成が選択できることとなりました。上田市では、小学校5年生、6年生については、中学校への移行を視野に入れた中で、多くの人間関係を築きながら、チームティーチングや少人数学習集団によるきめ細かな学習指導を基本とした少人数教育に取り組むことといたしました。円滑な学級運営を確保する視点に立ち、学校の実情に応じ35人学級編制事業の導入を選択できる経過措置を設けることで計画的に実施してまいりたいと考えております。 不登校児童生徒につきましては、本年度12月末において前年度と比較して小学校では減少しているものの、中学校では増加しており、依然厳しい状況にあり、早急に解決すべき課題であります。このため、学校の現場における学校長の強いリーダーシップのもとで、全教職員による不登校児童生徒の解消に向けての体制づくりや主体的な取り組みを行うとともに、学校と行政だけでは不登校を解消することが困難な状況であり、学校、家庭、行政、さらに医療や地域が一体となって取り組んでまいります。スクールカウンセラーや市単独で配置している心の教室相談員などについても、児童生徒の支援相談体制の見直しによる機能の充実を図り、不登校児童生徒の解消に向けて一層の努力をしてまいります。 義務教育施設の整備につきましては、厳しい財政状況の中でありますが、将来の上田市を担う子供たちが安全で安心して学べるよう計画的に整備を進めてまいりました。本年度から着手しております中塩田小学校の校舎改築につきましては、来年度木材を多く使い、太陽光発電システムやバリアフリー化にも配慮し、素朴な趣の新しい校舎を完成させてまいります。豊殿小学校の屋内運動場の改築につきましてもこの3月に完成の運びとなり、さらに来年度においては更衣室、ミーティングルーム等を備えたクラブハウスを併設してまいります。このほか神科小学校のプールにつきましては、道路の拡幅に伴い移転し、安全で環境に配慮し建設を進めてまいります。 浦里小学校における通学区域の問題につきましては、かねてから岡自治会から変更の申し入れが出されており、慎重に地元関係者の皆さんと協議を重ねる中で、本年4月から岡自治会の通学区域を浦里小学校から川西小学校へ変更することといたしました。この変更に当たりましては、移行期の扱いとして、特別な事情がある児童については浦里小学校への学区外通学に配慮しております。今後この問題につきましては、川西地区における小学校及び通学区域のあり方を考える中で、この地区全体の課題として位置づけ、新たに協議する場を設け研究してまいりたいと考えております。 体も心も発達途上にある少年少女たちにとってさまざまな文化活動に触れ親しむことは、感受性豊かな人格の形成につながり大切なことです。このような視点から、現在市内で活動している主な6団体を中心に、子供たちを対象とした文化団体がお互いに手をとり合う組織として、今月文化少年団を全国に先駆けて設立いたします。来年度はこの文化少年団を中心に、みずからの力を養い、表現力を発揮する場をつくり、子供たちの文化の交流を深め、生活と結びついた地域社会の中で少年少女たちの集団による社会活動の場を広げてまいりたいと考えております。 長野県は古代から馬の産地として知られ、人と馬のかかわりは大変に深いものがあり、上田地域でも乗馬の歴史は古く、馬術競技会では輝かしい成績もおさめてきております。平成14年度から馬術の普及のみならず教育、福祉面など多目的な活用を図るため市民の森に建設を進めてまいりました馬術場が4月17日にオープンいたします。乗馬はだれでも楽しめる健康的なスポーツであるだけでなく、馬との触れ合いから生まれる心理的効果や身体的効果があり、ホースセラピーとして注目が集まってきております。今後馬術の振興や学校の授業、不登校児童生徒等へ対応、さらに障害者等のリハビリなどへの活用を初め、地域資源と関連づけた地域づくりや観光へも役立ててまいりたいと考えております。オープン時には竣工記念イベントを予定しており、春の日差しの中で乗馬を楽しむきっかけづくりとして大勢の市民の皆さんに参加していただけることを期待しております。 次に、安全、安心なまちづくり、環境保全について申し上げます。昨年は上田市にも大きな被害をもたらした台風災害のみならず、新潟県中越地震を初め全国各地で大規模災害が発生し、世界的にもスマトラ島沖大地震など改めて災害の恐ろしさを痛感しております。安全で安心して暮らせる地域づくりは重要な課題であり、災害などに対する危機管理体制を充実するため、昨年4月に総務課に危機管理係を設置し体制の強化を図り、職員を対象とした災害図上訓練や情報収集伝達訓練を実施するなど、万全の体制で取り組んでまいりました。一方で、災害時には自治会の皆さんを初め各関係団体との連携による地域の力が不可欠であります。自分の生命は自分で守る、自分たちの地域は自分たちで守るという意識を持ち、自主防災組織の充実を図るなど、日ごろからの備えが大切であります。今後も地域の皆さんとともに安全、安心のまちづくりを進めてまいります。 昨年7月からごみ減量、再資源化対策の一つとして燃やせないごみの有料指定袋を導入いたしました。本年1月までの7カ月間の燃やせないごみ処理量は、前年の同期と比較して21%減、728トンの減量となっており、大幅な排出抑制、減量の効果があらわれております。一方、燃やせるごみにつきましても、平成13年度をピークに減少傾向が続いており、地球温暖化の防止にも役立っております。二酸化炭素の発生量は、15年度はピーク時に対し約2,400トンの排出抑制となり、これも市民の皆さん一人一人の日ごろの実践のたまものであると受けとめております。来年度は事業系紙ごみのリサイクルの推進などに取り組み、一層のごみ減量化を図ってまいります。 環境改善活動の国際規格であるISO14001につきましては、平成14年2月に認証を取得し3年を経過しました。この間全保育園、小学校、中学校などへも導入を拡大し、定着してきております。この2月に審査機関の審査ではなく、第3者である市民、事業者の皆さんにより、上田市環境マネジメントシステムによる自己適合宣言を行いました。今後もシステムの信憑性や信頼性、透明性を十分確保し、地球に優しい環境づくりに努めてまいります。 緑地を保全していくことは、地球温暖化防止、ヒートアイランド現象の緩和など、地球環境問題への対策として重要であると考えております。特に染屋台河岸段丘の斜面樹林につきましては、春の新緑、秋の紅葉など昔から市民に親しまれてきた市街地のふるさとの景色として上田市の景観を特徴づける貴重な緑地帯であります。小動物や昆虫類なども生息している場所でもあり、地球温暖化の防止にも役立っております。緑の基本計画にも位置づけられ、以前から保全策を検討し、昨年11月には広く市民から意見を求めるため、地権者、学識経験者等を中心に染屋台河岸段丘の緑地保全に関する検討委員会を設置いたしました。今後この検討委員会において具体的な保全策を検討し、市民の皆さんが気軽に散策し、緑に親しめ、子供の環境教育などにも役立つよう整備してまいります。 快適で文化的な生活環境の実現と環境保全の重要な役割を担う下水道事業は、昭和61年度から着手いたしました農業集落排水事業が本年度をもちまして計画した市内18地区すべてが完了いたします。公共下水道事業につきましては、経済性及び有効性の観点から人口集中地区の管渠整備を重点的に実施してきております。下水道の普及率は、平成13年度末で公共下水道と農業集落排水を合わせて約60%でありましたが、飛躍的に普及率が向上し、本年度末で約85%となる見込みであり、平成22年度には全計画エリアを完了させる目標で進めてまいります。こうした下水道の普及に伴い市内河川等の水質が向上し、各所で蛍の飛び交う姿が見られ、きれいな水に生息する水生生物も確認されるようになりました。昨年は蛍の生息状況をホタルマップとして作成するとともに、市民の皆さんへ広くお知らせいたしました。今後は子供たちへの環境学習や観光面でも活用しながら、自然と共存できる社会の実現を目指し、引き続き市内全地区にわたる管渠整備を実施し、普及率の向上に努めてまいります。 次に、上田地域の表玄関である上田駅へ周辺町村からおおむね30分のアクセスを目指す上小30(サンマル)交通圏の実現に向け進めております機能的で交流しやすい道路網の整備について申し上げます。公共事業への予算配分が厳しい中、道路整備につきましては、国の直轄事業を初め県の大型事業も着々と進捗しており、特にバイパス事業は早期完成を目指し、新たに国道バイパス課を設置し積極的に取り組んでまいります。 上田坂城バイパスにつきましては、半過山口地区から坂城町鼠橋までの2.7キロメートル区間におきまして、関係する地権者の皆さんと用地交渉を進め、約9割を超える契約を締結させていただきました。半過山口地区から上半過地区までのトンネル工事、延長約320メートルにつきましては、本年2月から本格的に掘削工事に着手し、平成18年度の完成に向けて順調に工事が進められております。 地域の念願であり、国へも強く要望してまいりました上田バイパス2期工区の住吉地区から国分地区までの1.8キロメートルにつきましては、昨年7月に用地価格の同意をいただき、一部の用地を取得させていただきました。来年度は国も重点化し、本年度以上の大幅な予算が確保される見込みであり、市といたしましても万全の体制で用地交渉への対応を初め、1日も早く着工できるよう精力的に進めてまいります。 上田都市環状道路として整備を進めております主要地方道上田丸子線・築地下之郷バイパス2期工区につきましては、平成13年度末に国道143号から南部消防署前までの区間が供用開始となっております。現在残る県道鹿教湯別所上田線下小島交差点までの整備が進められており、来年度には左岸地域では初めての4車線道路として供用が開始される予定であります。これにより地域の交通環境も整備され、広域的な交流も容易になり、ますます地域の一体化が進むものと期待をしております。 都市環状道路を補完する道路として依田窪地域との重要な役割を果たす大石橋から国道152号へ接続する市道踏入大屋線の整備も長年の懸案でありましたが、今月竣工し、大屋駅周辺の交通渋滞も緩和されることとなります。さらに、左岸地域におきましては、赤坂上の渋滞解消を目的に進めております市道神畑原峠線は、主要地方道上田丸子線側の約600メートルを今月暫定供用し、周辺地域の利便性の向上に努めてまいります。 上田菅平インターチェンジへのアクセス道路として重要な役割を担う国道144号上野バイパスにつきましては、JA信州うえだ神科支所交差点から第5中学校入り口交差点間を1期工区として事業が進められており、県では平成15年度より一部工事に着手いたしました。平成19年度の完成を目標として進めており、1日も早く完成できるよう関係機関に働きかけてまいります。 市民生活に密着した地元要望の強い道路や水路の改修、危険箇所の整備につきましては、厳しい財政状況ではありますが、当初で最大限の予算を計上いたしました。本年度に引き続き地域みずからの実施に対し原材料を支給しながら、協働による整備も進めてまいります。 最後に、行政改革の推進、国際交流について申し上げます。地方分権が実行段階に入り、地方自治体には自己決定、自己責任のもと、今まで以上に自主性、自立性を持った行財政運営が求められております。行政改革につきましては、三位一体の改革に基づく地方財政の大幅な見直しの中で、今まで以上に財政面を重視した改革を勇気を持って断行することが大切であります。現行の行政改革実施計画に新たに加え、行財政改革アクションプログラムを策定いたしました。このアクションプログラムには、職員人件費の適正化、外郭団体の見直し、行政と自治会との協働のあり方など31項目の改革を追加いたしました。今回導入いたしました枠配分方式の予算編成につきましてもこの改革の一環であり、職員がこれまでの事務事業のあり方に対する問題意識を持つことを通じて主体的に創意工夫をして事業を見直す中で、廃止や新規立案、充実をすることにより意識改革や発想力の向上にもつながったものと考えております。 現在の上田市が抱えているさまざまな課題や重点事項について積極的に対応するためには、行政組織の改正も必要であります。全体の職員数を抑えた中でより効率的、機能的な組織とすることを基本とし、来年度は新市建設への万全の準備体制、別所線を初めとした地域交通対策、バイパスの建設促進、市民の健康づくり、観光の振興など喫緊の課題に対する部門を重点化し、体制強化を図ってまいります。 さらに、4,800人余に及ぶ外国籍市民の皆さんに対する総合相談、情報提供、国際交流にかかわるボランティア団体との連携等の業務を充実するため増員し、より身近な市民協働課の外国人登録窓口で対応してまいります。外国籍市民の皆さんが安心して暮らし、市民とよりよい関係でともに生活できる環境をつくってまいりたいと考えております。 本年は中国寧波市との友好交流都市締結から10周年を迎えます。この間上田市からは市民訪中団や中学生ジュニア大使の派遣、寧波市からは学生友好団や教育視察団の訪問など友好を深めてまいりました。この節目に当たり、さらに相互理解と交流の輪が広がりますよう、市民の皆さんとともに代表団の相互訪問など記念事業を実施していきたいと考えております。 いずれにいたしましても、来年度は新生上田に向けた市町村合併を実現する記念すべき年となります。私は、現在はあくまでも未来のためにある。未来を主体的にどうするかという思いを持つことが重要であり、その一つの手段として市町村合併があると確信しております。住民の皆さんの一人一人が新しい市のパートナーとなり、輝かしい未来を主体的につくり上げていく喜びを共有しながら、「人とまちを紡ぐ元気都市 新生上田の創造」を目指して、議員各位を初め住民の皆さんと協働し、まちづくりに邁進してまいります。 以上、市政運営に臨む所信の一端と当面する課題について申し上げました。 今回提案申し上げました議案は、条例案15件、予算案28件、事件決議案6件及び報告1件の合計50件であります。その主なものの概要につきましては助役から説明いたしますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮下昭夫君) ここで15分間休憩いたします。   午前 10時34分   休憩           ◇   午前 10時50分   再開 ○議長(宮下昭夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 助役。   〔助役 田口 邦勝君登壇〕 ◎助役(田口邦勝君) 提案いたしました主な議案についてご説明申し上げます。 まず、条例案でありますが、一般職の任期付職員の採用に関する条例制定につきましては、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の規定に基づき、専門的な知識経験を有する者を任期を定め選考により採用することに関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。 人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定につきましては、地方公務員法及び地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の一部を改正する法律の施行により、地方公務員法が改正され、人事行政の運営等の状況の公表が義務づけられたことに伴い、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。 特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例中一部改正につきましては、昨今の雇用状況を含めた社会経済情勢等を踏まえ、議員及び特別職等の給料を減額してまいりましたが、引き続き減額を延長するため、関係条例中所要の改正を行うものであります。 上田市マルチメディア情報センター条例等中一部改正につきましては、財団法人上田市地域振興事業団と事業団への管理委託施設の見直しを進めてまいりましたが、上田市マルチメディア情報センター等4施設について、平成17年度から直営とするため、関係条例中所要の改正を行うものであります。 長期継続契約を締結することができる契約を定める条例制定につきましては、地方自治法の一部を改正する法律及び地方自治法施行令の一部を改正する政令の施行により、事務用機器のリース契約など長期継続契約を締結することができる契約について定めるため、新たに条例を制定するものであります。 上田市税条例中一部改正につきましては、市民協働のまちづくりをさらに推進するため、収益事業を行っているNPO法人についても一定の要件を満たす場合に法人市民税を一定期間減免するため、あわせて不動産登記法の改正に伴う所要の改正を行うものであります。 上田市敬老祝金条例中一部改正につきましては、平均寿命の伸びなどを考慮して、限られた財源を高齢者施策の充実など有効活用を図るため、敬老祝金の対象年齢の見直しを行い、88歳及び99歳以上を支給対象とする条例の改正を行うものであります。 上田市商工業振興基金条例制定につきましては、経済状況の変化に対応しながら、商工団体の振興策や産学官連携による新産業の創出など、商工業者の育成及び商工業の振興を図るため、新たに上田市商工業振興基金を設置するため、条例を制定するものであります。 上田市農業委員会に関する条例中一部改正につきましては、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、農業委員の選任委員の選出方法、定員の見直しが行われたため、当該条例中所要の改正を行うものであります。 続きまして、平成16年度補正予算についてご説明申し上げます。 まず、一般会計補正予算第6号でございますが、歳入歳出の総額に2億8,154万9,000円を追加し、歳入歳出の総額を443億6,073万9,000円といたしたいというものであります。繰越明許費につきましては、一部年度内の完成が見込めない事業について次年度へ繰り越しをお願いするものであります。 歳入につきましては、歳出事業費の確定や収入実績、見込みなどによる調整が主なものでございます。国庫支出金、県支出金は事業費の確定による調整、市債につきましても事業費の最終見込みに伴う所要の計上でございます。一般財源所要額につきましては、現時点での収入見込みに基づき、増収が見込める法人市民税、固定資産税及び地方消費税交付金について追加計上をいたしましたほか、地方交付税については現段階で収入可能な範囲で計上いたしました。繰入金でございますが、当初財源不足対策として財政調整基金から5億円の取り崩しをお願いいたしましたが、事務事業の見直しや経費節減を図る中、年間の財源見通しを踏まえ、5億円全額を減額補正することといたしました。あわせて額の確定した減税補てん債及び臨時財政対策債の計上をいたしました。 また、市政のためにと多くの方からご寄附をいただき、予算計上させていただきました。寄附者の皆様のご厚意に対しまして厚く御礼申し上げます。 次に、歳出でありますが、各事業の事業費の確定、最終見込み等による調整が主なものでございますが、予算を追加計上いたしました主なものについて申し上げます。 総務費におきましては、職員の退職予定者の増加により退職金を追加計上したほか、今後の公債費負担を考慮し、減債基金積立金として5億円を計上いたしました。 民生費では、医療給付事業等の実績見込みに伴い老人保健事業特別会計への繰出金を追加計上いたしましたほか、国の措置単価の改定による老人施設入所措置費の所要額を計上いたしました。 衛生費では、各種検診委託事業につきまして、今年度実績及び今後見込みによる所要経費の計上が主なものでございます。 商工費では、今回関係議案を提出しております商工業者の育成や商工業の振興を図るため新設する商工業振興基金に2,400万円の積み立てを行いたいというものでございます。あわせて基金充実を図るため、中心商店街活性化及び再開発基金積立金を計上いたしました。 教育費では、現在長野市などで開催されておりますスペシャルオリンピックスの各種プログラムへの小中学校児童生徒の参加に対する補助金の追加計上や、信濃国分寺跡公有化のため土地取得事業特別会計で取得した用地等の一般会計での引き取りなどが主なものでございます。 次に、特別会計の補正予算について申し上げます。今回の補正は、土地取得事業特別会計など9会計の補正でございまして、補正額は総額で3億2,070万1,000円の増額補正でございます。会計により増額、減額がございますが、いずれも事業費の確定、収入実績、最終見込み等による調整でございます。 次に、企業会計でございますが、水道事業会計補正予算第2号につきましては、収益的収入で3,320万5,000円の増額、収益的支出で869万4,000円の増額、資本的収入で7,600万円の減額、資本的支出で8,057万6,000円の減額でございます。 公共下水道事業会計補正予算第3号につきましては、収益的収入で6,120万8,000円の増額、収益的支出で5,556万5,000円の減額、資本的収入で1億2,231万1,000円の増額、資本的支出で6,164万9,000円の増額でございます。 農業集落排水事業会計補正予算第2号につきましては、収益的収入で192万3,000円の増額、収益的支出で2,735万3,000円の増額、資本的収入で526万9,000円の減額、資本的支出で1,120万3,000円の減額でございます。いずれも事業費の確定、収入実績、最終見込み等による調整でございます。 続きまして、平成17年度当初予算の概要について申し上げます。 まず、一般会計でございますが、予算の総額を386億730万2,000円と定めたいというものであります。前年度当初予算と比較しまして29億6,828万7,000円、7.1%の減であります。前年度予算のうち21億5,440万円は、平成7年度、8年度の減税補てん債の借りかえ分であり、これらの要因を除いた場合の前年度当初比は実質2.1%の減となっております。 国の三位一体の改革によります国庫補助負担金の見直しの影響や地方交付税及び臨時財政対策債等の減少を見込むとともに、合併関係経費をすべて今後補正といたしました結果、前年度と比較いたしまして減額となったものでございます。 歳入でございますが、市税収入は、総額で前年度当初比0.5%増の158億7,143万円余を計上いたしました。個人市民税については、雇用や所得環境の持ち直し傾向が見られるものの、給与所得の大きな改善が見られない状況にあることから、0.3%の減額を見込み計上をいたしました。法人市民税は、前年度より7.4%の増額を見込んだ計上であります。業種別に格差が見受けられるものの、製造業を中心とした底堅い動きが見られることから、全体としては16年度収入見込額程度を当初計上いたしました。固定資産税につきましては、家屋においては前年度と同様に新増築分の増加が見込まれるものの、土地では、課税標準額が引き下げまたは据え置きとなる割合が増加していることから調停額の減が見込まれ、全体としては前年度並みを見込んでおります。そのほか、たばこ税につきましては、消費量は減少傾向を示しており、平成15年度の税率引き上げ前の水準となることが見込まれます。 地方譲与税につきましては、前年度当初比33.9%の増となっております。16年度に新設された所得譲与税は、16年度の税源移譲分を含め、前年度比較でほぼ倍増を見込んでおります。 地方交付税は、地方財政計画において前年度比0.1%増とされておりますが、臨時財政対策債との合計額では、前年度比約5%減とされておりますことから、これを基準とし、前年度算定実績に基準財政需要額、基準財政収入額の増減要素を加味し算定した上で、今後の補正措置も考慮し61億5,000万円を計上いたしました。 このほか、地方消費税交付金などの一般財源については、収入実績や地方財政計画を踏まえ、国、県支出金やその他の収入については負担率、補助率等に従い収入可能な範囲で計上いたしました。 国庫支出金につきましては、国の国庫補助負担金の見直しに伴い老人福祉費負担金や公営住宅家賃収入補助金などの一般財源化の影響や、道路、街路等の整備事業の進捗状況から2.1%減の28億3,000万円余を計上いたしました。県支出金につきましては、前年度まで国庫負担金として措置されておりました国民健康保険基盤安定費負担金が県に税源移譲され県負担金に振りかえられたことなどにより、7.1%増の14億6,000万円余を計上しております。 次に、繰入金につきましては、5億1,000万円余を計上いたしました。17年度は減債基金からの繰入金が皆減となり、前年度当初比68.7%減となりました。年間の財源見通しに伴う財源不足の対応分といたしまして、財政調整基金から5億円の基金繰入金を計上いたしました。 市債につきましては、前年度当初比では55.5%減の24億5,000万円余の計上でございます。予算総額のご説明でも申し上げましたが、前年度において、平成7年度、8年度減税補てん債の借換債として21億5,000万円余が計上されており、このため大幅な減額となっております。建設事業のうち適債事業への所定充当率に基づく計上を行いましたほか、臨時財政対策債を12億円、恒久的減税の補てん財源である減税補てん債を1億8,000万円計上いたしました。 次に、歳出の内容について主な事業を説明申し上げます。 総務費は、30億9,470万5,000円で、前年度当初比0.6%の減でございます。主なものといたしまして、第4次うえだ男女共同参画プラン策定のための調査経費や次世代育成支援対策として啓発活動を行うための経費を計上したほか、安全、安心のまちづくりを目指し、地域の安全活動や自主防犯活動推進のための団体への助成や備品等の充実をする経費を計上いたしました。また、中国寧波市との友好交流提携10周年を迎え記念事業を行うための経費や、新潟県中越地震の教訓を踏まえ、防災対策に係る備蓄備品等の充実を図ることとし、所要の額を計上いたしました。選挙関連につきましては、17年7月に任期満了となります農業委員会委員一般選挙に係る経費などを計上いたしました。 民生費でございますが、前年度当初比6.2%増となり、総額で97億4,054万4,000円を計上いたしました。歳出総額に占める割合は25.2%となっており、構成比の最も大きな款であります。 地域で支え合う福祉の基本となるべき地域福祉計画を着実に進めるための経費や、新たに障害者の社会参加促進を図るための支援事業として、スポーツ活動等を行う団体への助成を行うこととしたほか、支援費制度による障害者に対する各種福祉サービスを初め、生活保護措置費等について必要額を計上いたしました。 高齢者福祉関連では、介護保険計画の見直しにあわせ、高齢者保健福祉総合計画を策定するための委員会開催経費や、中学校区単位で計画的に設置してまいりました在宅介護支援センターを新設するための経費、高齢者などの日常における安心を確保するための緊急通報装置設置事業の充実を図るための経費を計上いたしました。また、新たに高齢者筋力向上トレーニング事業を行うこととしたほか、高齢者福祉センターの学習室などに冷房設備を設置するための所要経費を計上いたしました。高齢者を対象とした各種の一般福祉施策につきましても所要の額を計上いたしました。 児童福祉関連では、出産後間もない母親の育児支援施策として新たに産褥期ヘルパー派遣事業を行うこととしたほか、児童虐待防止啓発講演会の開催経費や、今後の保育園運営のあり方の検討委員会設置のための所要経費、民間保育所の園舎建設事業に対する補助金などの新規施策に係る関係経費を計上いたしました。市内3カ所の地域子育て支援センターを拠点とした地域支援活動事業や子育て短期支援事業、民間保育所における途中入園児に係る保育所側の負担軽減を図る事業、認可外保育所通園児の保護者負担軽減支援事業などを継続して行うこととしたほか、児童館、こども館を初め学童保育所の運営等に係る所要の経費につきまして計上してございます。 衛生費は、25億3,898万8,000円でございまして、前年度当初比0.3%の減であります。科学的根拠をもとにした市民の健康づくりモデル事業として、新たにヘルスプロモーション事業や、市独自に不妊治療費の助成を行うことといたしました。小児初期救急センターの管理運営事業費や、市民の健康増進事業として毎月21日は市民健康づくりの日事業を継続するための経費を計上したほか、循環型社会構築への取り組みとして要望の多い太陽光発電などの新エネルギー活用施設設置費補助金の充実を図り、雨水貯留施設設置に対する補助金などの所要額を計上いたしました。また、ごみの減量、再資源化について引き続き取り組むための関係経費を計上し、新たに蛍光管のリサイクル処理を行うための所要額を計上してございます。 労働費につきましては、2億6,602万8,000円の計上でございまして、前年度当初比12.3%の増であります。上小高等職業訓練校に新たに溶接科が設置されることに伴う補助金の計上や、勤労者住宅建設資金の融資枠の拡大を図ることとしたほか、人材育成を支援するためのインターンシップ制度推進に係る経費や、再就職活動支援のための経費などを計上いたしております。 次に、農林水産業費でありますが、地産地消振興施設であります「うえだ食彩館 ゆとりの里」の建設事業が完了し、前年度当初比11.8%減となる18億7,431万9,000円の計上でございます。 主な内容でございますが、農業関係では、新規就農者支援事業として新たに農業者講座を開設することとしたほか、地産地消推進に係る助成や農林漁業体験実習館を核とした都市農村交流促進事業、有害鳥獣による農産物の被害防止のための緩衝帯整備事業などの新規施策に係る関係経費を計上いたしました。農地保全対策事業を含む土地改良事業を初め農業振興の諸施策、基盤整備促進事業、農業振興総合整備事業など所要の額を計上いたしました。また、林業関係では、松くい虫防除対策事業への取り組みを継続する経費を初め、森林(もり)の里親促進事業として森林整備を行うための経費の計上や市有林整備事業として所要額を計上いたしました。農業集落排水事業に対する負担金及び補助金については、6億2,000万円余でございます。 続きまして、商工費でございますが、前年度当初比0.3%減の33億6,168万7,000円の計上でございます。地域経済の活性化のかなめとなる中小企業者の支援策として、企業者等を積極的に支援し、新産業の創出を目指す新技術等開発支援事業や、販路拡大のための活動経費の助成事業などの充実を図るとともに、新たに中心商店街実態調査を行うための関係経費についても計上をいたしました。 中小企業の経営安定を図るため、制度資金の融資枠を確保する預託金のほか、商工業振興のための各種の助成事業、東塩田林間工業団地内の工場用地取得に対する補助金などの計上や、知的クラスター創成事業、TMO支援事業、新産業グループ支援事業などに係る所要額を計上いたしました。 観光振興事業につきましては、魅力ある観光資源の活用を図るため民間活力を生かした観光戦略会議の立ち上げや、上田城千本桜まつり事業、(仮称)信州上田観光大使事業、花絵プロジェクトなど多くの新規事業に係る関係経費を計上いたしました。また、観光振興施設整備事業として、塩田の館などの施設整備や観光案内板の整備に係る所要の経費を計上いたしました。 土木費でございますが、前年度当初比4.6%増の54億8,696万7,000円の計上となりました。別所線安全対策事業費補助金を初め、しなの鉄道大屋駅公衆トイレ整備事業、上田駅温泉口のエスカレーター安全対策事業、染屋台グリーンベルト保全事業など新規事業に係る所要額を計上いたしましたほか、国庫補助等を得て進める幹線道路、街路の整備事業や、街区公園等の整備事業につきまして計上をいたしました。引き続き市道生活路線の新設改良事業、交通安全施設整備事業、河川用悪水路整備事業など計画的に推進するものとして所要の経費を計上いたしてございます。また、上田バイパス第2期工区関連事業は事業の本格化に伴い所要額を計上いたしました。公共下水道事業に対する負担金、補助金については合計で18億3,000万円余を計上いたしました。 消防費は、城下地区防災拠点施設の建設事業が完了し、前年度当初比15.6%の減となり、総額9億3,400万7,000円の計上でございます。常備消防の経費としての上田地域広域連合に対する負担金、消防団の消防ポンプ自動車の更新、上田坂城バイパス建設に伴う水防庫の移転に係る所要経費などが主なものでございます。 次に、教育費でございますが、41億5,985万7,000円の計上で、前年度当初比5.5%増であります。新規施策といたしまして、小学校高学年に35人学級編制や少人数学習指導を実施するための関係経費や、小中学校で標準学力検査を実施するための経費、非木造校舎の耐震化調査事業、環境教育を実施するための雨水貯留タンクの設置、幼児教育支援のための0歳、1歳、2歳親子教室の開催経費などの所要額を計上いたしました。 義務教育関係では、豊殿小学校屋内運動場改築事業や中塩田小学校校舎改築事業、神科小学校プール移転改築事業、第2学校給食センター給食施設改修事業のほか、小中学校の施設整備を計画的に推進するため所要の経費を計上いたしました。児童生徒の悩みや不安を解消するための相談活動及び不登校対策の対応を行うための各種相談員の配置につきましても引き続き行うこととしております。 社会教育、保健体育関係では、千曲川市民緑地公園内にバイオトイレを新設することとしたほか、ちびっこプールの改修経費などを計上いたしました。また、新規事業といたしまして、(仮称)生涯学習人材バンクの創設や、文化活動グループが参加する文化少年団の運営に対する助成、幼児から児童生徒の実態・意識調査の実施、自然活動体験教室など新規講座の開設などの所要額を計上いたしました。 公債費でございますが、前年度当初比34.2%減の67億8,767万円でございます。大幅な減となっておりますのは、歳入においても申し上げましたとおり、過去に発行した減税補てん債の借りかえ分の皆減が主な要因であります。また、後年度の償還負担をできる限り軽減するため繰上償還に係る経費もあわせて計上してございます。 続きまして、特別会計について申し上げます。土地取得事業特別会計を初め10事業でございまして、特別会計全体の総額は275億5,748万1,000円となり、前年度当初比5.7%の増となっております。 主な特別会計の概要について申し上げますと、福祉事業センター事業特別会計では、公共下水道接続工事など施設整備事業費を計上し、前年度当初比18.8%増の3,444万9,000円でございます。 国民健康保険事業特別会計では、保険給付費で9%程度の伸びが見込まれることから、前年度当初比6.3%増の88億2,720万1,000円の計上でございます。 老人保健事業特別会計におきましては、医療給付費を前年度対比3%増と見込み、前年度当初比3.2%増となる112億4,631万5,000円の計上といたしました。 介護保険事業特別会計は、65億383万7,000円でございまして、前年度当初比9.9%の伸びでございます。第2期の介護保険計画の最終年度となり、給付基準等に基づき見込まれる事業費を計上いたしました。 次に、市街地再開発事業特別会計でありますが、公債費において新たに市債の元金償還が開始となったことなどの要因により、前年度当初比40.2%増の2億467万円の計上であります。上田駅前ビルパレオの管理運営に要する経費と公債費の計上が主なものでございます。 次に、企業会計について申し上げます。 産院事業会計につきましては、収益的支出で2億8,886万1,000円、資本的支出で759万1,000円を計上いたしました。収益的支出の中で診療材料費、薬品費、臨床検査委託料などの患者対応経費につきましては前年度並みを確保し、サービスの水準維持を図りました。資本的支出では、医療機器及び臨床検査機器などの更新の経費が主なものでございます。 水道事業会計につきましては、収益的収入で前年度比2.9%増の20億5,952万3,000円、収益的支出で前年度比0.3%増の20億568万8,000円、資本的収入で前年度比11.7%減の3億2,004万9,000円、資本的支出で前年度比8.5%減の9億4,876万5,000円を計上いたしました。収益的支出の主な内容は、浄水場の維持管理経費を初め、配給水管の修繕費、給水管の布設替工事費などが主なものでございます。資本的支出のうち建設改良事業費につきましては、下水道等の他関連事業に伴う配水管布設替工事費、老朽配水管などの整備事業費、水質保全のための浄水場関連工事費等でございます。 公共下水道事業会計につきましては、収益的収入で前年度比5.9%増の35億2,656万2,000円、収益的支出で前年度比1.1%減の34億9,830万9,000円、資本的収入で前年度比16.5%増の43億2,237万8,000円、資本的支出で前年度比19.5%増の53億5,733万5,000円を計上いたしました。収益的支出の主な内容は、管渠、ポンプ場、処理場の維持管理経費でございます。資本的支出のうち建設改良費の主な内容は、上田、南部各処理場の建設事業費、南部、神川東を初め各処理区の管渠工事費でございます。 農業集落排水事業会計につきましては、収益的収入で前年度比14.8%増の7億4,804万円、収益的支出で前年度比5.0%増の9億1,899万6,000円、資本的収入で前年度比0.1%減の2億2,618万9,000円、資本的支出で前年度比13.4%増の4億3,602万2,000円を計上いたしました。収益的支出の主な内容は、管渠、処理場の維持管理経費でございます。資本的支出のうち建設改良費の主な内容は、各地区の管渠工事費でございます。 次に、事件決議案について申し上げます。 合併関連4議案についてでありますが、いずれも上田市、丸子町、真田町、武石村の合併に伴うものであります。まず、廃置分合につきまして、地方自治法第7条第1項の規定により、4市町村を廃し、その区域をもって新上田市を設置することを長野県知事に申請するに当たり、議会の議決を求めるものであります。次に、財産処分及び議会の議員の定数につきまして、4市町村の協議により定めるため、それぞれ地方自治法第7条第4項、第91条第7項の規定により、議会の議決を求めるものであります。また、農業委員会の委員の任期等につきまして、市町村の合併の特例に関する法律第8条第1項の規定により任期等の特例を適用することについて4市町村の協議により定めるため、議会の議決を求めるものであります。 指定管理者の指定に関する議案2件につきましては、この4月に開設いたします上田市城下地区防災センター及び上田市市民の森馬術場について、地方自治法第244条の2第3項の規定による指定管理者の指定を行うに当たり、それぞれ同法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 続きまして、報告事項について申し上げます。木曽郡山口村が2月13日付で岐阜県中津川市に編入することに伴い、2月12日をもって長野県市町村自治振興組合から脱退するに当たり、地方自治法に基づき協議について議会の議決が必要であり、これを専決処分したものであります。 以上、今回提案いたしました条例案、予算案、事件決議案、報告の概要を申し上げました。各提出案件の内容につきましてはそれぞれ担当者からご説明申し上げますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。           ◇
    △日程第4 議案第1号~第43号、第48号及び第49号並びに報告第1号 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第4、議案第1号から第43号、第48号及び第49号並びに報告第1号、46件一括議題といたします。 担当者から順次説明を求めます。総務部長。   〔総務部長 小出 俊君登壇〕 ◎総務部長(小出俊君) 議案集の1ページをお願いいたします。議案第1号、一般職の任期付職員の採用に関する条例制定についてご説明いたします。 本条例案は、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律に基づき、職員の任期を定めた採用に関し、必要な事項を定めたいというものでございます。 提案の趣旨ですが、地方分権の進展、そして行政の高度化、専門家、国際化等が進展する中で、これらの変化に的確に対応し、市民の期待する行政を推進していくには、部内育成だけでは得られない有為な外部人材の活用が求められております。こうした観点から、専門的な知識経験を有している民間の人材を最長5年間の期限つきで職員として採用ができるよう平成14年4月に法律が施行されております。当市におきましてもこの法律に基づきまして高度化、多様化する行政需要への円滑な対応を図るため、本条例案を提案させていただくものであります。 条文でありますが、第1条は趣旨規定でございます。 第2条は、職員の任期を定めた採用の規定でありまして、任用の要件であります。第2条でありますが、専門的な知識経験を有する職員を当該業務に期間を限って従事させることが公務の能率的運営を確保するために必要であり、かつ次の4号に該当する場合という規定であります。1号でありますが、これはその育成に相当期間を要するため、適任と認められる職員を部内で確保することが一定期間困難な場合であります。次に、2号でありますが、専門的な知識経験が急速に進歩する技術に係るものであり、またその性質上、当該専門的な知識経験を有効に活用することができる期間が一定期間に限られる場合であります。3号でありますが、専門的な知識経験を有する職員を一定期間他の業務に従事させる必要がある場合に、同様の専門性等を有する職員を部内で確保することが一定期間困難である場合であります。最後に、4号でありますが、当該業務が公務外における実務の経験を通じて得られる最新の専門的な知識経験を必要とするものであるため、当該専門的な知識経験を有効に活用することができる期間が一定期間に限られる場合。以上、この4号に該当する場合、職員を選考により任期を定めて採用することができるという規定であります。 第3条は任期の更新、第4条は補則でございます。 次のページをお願いいたします。附則でありますが、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 次に、3ページをお願いいたします。議案第2号、人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定についてご説明いたします。本条例案は、平成16年の地方公務員法の改正により新設されました人事行政運営等の状況の公表制度を実施するため、必要な事項を定めた条例を制定するものであります。人事行政運営の状況につきましては、市民のより一層の理解と納得を得るため、当市におきましては従前より総務省の指針に基づき、給与、定員管理の状況として毎年12月に公表しているところであります。今回の法改正においてはそうした自主的な公表という位置づけではなく、法律上の責務とされるとともに、公表の対象も広く人事行政全般とされたほか、公平委員会の業務内容につきましても公表が義務づけられたものであります。 条文でありますが、第1条は趣旨規定、第2条は報告の時期であります。任命権者は毎年9月末までに市長に対し人事行政の運営の状況を報告しなければならないという規定であります。 第3条は、報告事項であります。それぞれの任命権者が報告しなければならない事項として1号から8号まで規定されております。1号は、職員の任免及び職員数に関する状況、2号で職員の給与の状況、3号ですが、職員の勤務時間その他の勤務条件の状況、4号、職員の分限及び懲戒処分の状況、5号として、職員の服務の状況、6号、職員の研修及び勤務成績の評定の状況、7号、職員の福祉及び利益の保護の状況、8号、その他市長が必要と認める事項、以上8号の規定でございます。 第4条は、公平委員会の報告の規定であります。 第5条は、公平委員会の報告事項ということで、公平委員会が報告しなければならない事項は次に掲げる事項とするということで、1号で勤務条件に関する措置の要求の状況、次のページをお願いいたします。2号として、不利益処分に関する不服申し立ての状況となっております。 第6条は公表の時期、第7条は公表の方法、第8条は補則であります。 附則としまして、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 次に、5ページをお願いいたします。議案第3号、特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例中一部改正についてご説明いたします。これにつきましては、昨今の社会情勢あるいは経済情勢等を踏まえ、平成14年7月から常勤特別職等の給料の減額措置を実施してまいりましたが、平成17年3月31日でその期間が終了することから、引き続き平成18年3月5日まで減額措置を延長したいというものであります。また、議会の議員におかれましても、引き続きこれまで同様の減額措置をお願いしたいという内容でございます。 改正の内容としましては、常勤特別職等でありますが、市長におきましては月額の10%、助役におきましては月額の9%、収入役及び教育長におきましては月額の8%、上下水道事業管理者におきましては月額の7%をそれぞれ減額したいというものでございます。また、議員におかれましては、議長におかれましては報酬月額の100分の4に相当する額、副議長におかれましては報酬月額の100分の3に相当する額、議員におかれましては報酬月額の100分の2に相当する額をそれぞれ減額したいというものでございます。 附則としまして、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 次の6ページをお願いいたします。議案第4号、上田市マルチメディア情報センター条例等中一部改正についてご説明いたします。 改正の理由でありますが、これまで行政改革大綱に基づき地域振興事業団へ委託し管理している施設について、その効率性、また市民サービスへの影響などを検証してまいりました。その結果、第1条にあります上田市マルチメディア情報センター、第2条にあります上田市共同福祉施設、第3条にあります上田市池波正太郎真田太平記館、第4条にあります上田市旧宣教師館の4施設について、平成17年4月1日から市の直営による管理運営としたいというものであります。 以上4件ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 清水 明君登壇〕 ◎財政部長(清水明君) それでは、議案集の7ページをお願いいたします。議案第5号、長期継続契約を締結することができる契約を定める条例制定についてご説明申し上げます。 本条例は新設条例でございまして、長期継続契約は電気、ガス、水の供給、電気通信役務の提供、不動産を借りる契約に限定されておりましたが、地方自治法の一部が改正され、同法施行令で定める契約について長期継続契約を締結することができるようになりました。地方自治法施行令で規定する契約とは、翌年度以降にわたり物品を借り入れまたは役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ当該契約に係る事務の取り扱いに支障を及ぼすようなもののうち条例で定めるものとするとされております。 第2条で、事務用機器のリース契約や前年度末から途切れることなく翌年度の4月1日から役務の提供を受ける必要がある電気保安業務委託契約などがこれに当たりまして、長期継続契約を締結することによる経費の節減と事務の合理化を図るため、関係条例を制定したいというものでございます。 なお、附則は本条例の施行期日を定めたものでございまして、平成17年4月1日から施行するというものでございます。 以上、議案第5号についてご説明いたしました。 続きまして、8ページをお願いいたします。議案第6号、上田市税条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の内容は二つございまして、一つは、特定非営利活動法人、いわゆるNPO法人の減免に関するもの、もう一つは、不動産登記法の改正に伴うものでございます。 まず、31条及び第51条の改正は、NPO法人に関するものでございます。収益事業を行っていないNPO法人につきましては、平成10年12月の特定非営利活動促進法の施行に合わせまして市税条例を改正をし、均等割を減免してまいりましたが、市民協働のまちづくりを一層促進する観点から、今回収益事業を行っているNPO法人についても県と同様に、設立後5年以内の事業年度において収益事業が赤字の場合には均等割を減免するという規定を設けることで、NPO法人の設立を促進し、設立後の運営が軌道に乗るよう税制面で支援したいというものでございます。 次に、54条及び第72条の改正は、不動産登記法の改正に伴うものでございます。不動産登記法がオンライン申請に向けての法整備を主たる目的に明治以来の片仮名まじりの文語調の条文を平仮名の口語調に改めるなど、全面的に改正が行われたことに伴いまして、市税条例の関係部分の表記を改正するものであり、実質的な内容の変更はございません。 附則といたしましては、施行期日、NPO法人の減免に関する規定の適用について定めたものでございます。 以上、議案第6号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 市民生活部長。   〔市民生活部長 塩野崎 利英君登壇〕 ◎市民生活部長(塩野崎利英君) 議案集の9ページをお願いいたします。議案第7号、同和地区住宅改修資金貸付条例廃止についてご説明を申し上げます。 提案の趣旨でございますが、平成14年度末をもって地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律が失効したことに伴い、同和対策事業のあり方について上田市差別撤廃人権擁護審議会の答申を受け、この事業については平成14年度から3年間は経過措置として実施をし、平成16年度をもって廃止することとしたことから、今回本条例を廃止したいというものであります。 なお、附則につきましては、条例の施行期日を平成17年4月1日とすること、廃止前の条例に基づき貸し付けた貸付金については、旧条例の規定が効力を有することを定めております。 以上、議案第7号についてご説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 土屋 朝義君登壇〕 ◎健康福祉部長(土屋朝義君) 同じ議案集の10ページをお願いいたします。議案第8号、上田市敬老祝金条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の趣旨でございますが、敬老祝金は、長寿を祝い、多年にわたって社会に貢献されてきたことを感謝し、その労をねぎらうということで、今まで77歳、80歳、88歳、90歳、99歳以上の方に支給をしてきております。しかしながら、平均寿命が延びていることや限られた財源を有効に活用するために、個人に対して一律支給している祝金を、他市の支給状況等も勘案し、節目の年齢を88歳と99歳以上にしたいというものでございます。 改正の内容でございますが、第2条第1項は、祝金の受給者の資格を定めた規定で、「77歳、80歳、88歳、90歳」を「88歳」に改めたいというものでございます。 第3条第1項は、祝金の額を定めた規定でございまして、第1号は「77歳5,000円」、第2号は「80歳7,000円」、第4号は「90歳1万2,000円」を削るというものでございます。 附則としまして、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 なお、縮減する財源は他の高齢者保健福祉サービスの拡充に充てていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 議案第8号につきましては以上でございます。 続きまして、11ページをお願いいたします。議案第9号、児童福祉施設条例中一部改正についてご説明いたします。 まず、改正の趣旨でございますが、大きく2点ございます。一つは、児童福祉法の一部を改正する法律が平成16年12月3日に公布され、この中で特に必要がある場合は乳児院に幼児も入院させることができるとされ、また乳児院、母子生活支援施設等の児童福祉施設の目的として、当該施設を退所した者に対する相談、その他の援助を行うことが規定されました。 2点目は、神科地区学童保育所どんぐりが利用者の増加により手狭となったため、神科小学校内への移転整備を進めておりまして、本年4月1日に移転開設の運びとなりますので、当該施設の位置を改めたいというものでございます。 改正の主な内容でございますが、別表第1の上田市乳児院の目的の項中「おおむね2歳未満」を削り、「あわせて退院した者について相談その他の援助を行う」ことを加え、上田市母子寮の項中「あわせて退所した者について相談その他の援助を行う」を加え、上田市学童保育所どんぐりの項中、位置を「上田市大字住吉282番地ロ」に改めるというものでございます。 附則としまして、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 議案第9号につきましては以上でございます。 議案第8号、9号につきましてはご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 商工観光部長。   〔商工観光部長 大井 正行君登壇〕 ◎商工観光部長(大井正行君) 議案集12ページをお願いいたします。議案第10号、上田市商工業振興基金条例制定についてご説明申し上げます。 提案の趣旨でございますが、引き続く厳しい経済情勢の中、商工団体の組織の見直しや新製品、新技術等の研究開発がますます重要な課題となっているところでございます。今後商工祭など地域経済の活性化事業を行う団体への支援や、意欲ある中小企業者が行う新製品、新技術等の研究開発に対する支援などの施策の充実を図っていく必要があると考えているところでございます。このため、合併をもにらんだ地域の持続的発展を目指し、産学官の連携による新産業の創出を初めとする商工業施策の安定的な財源を確保するために基金の制定をしたいというものでございます。 条例の内容でございますが、第1条は設置についてでございます。商工業者の育成及び商工業の振興を図るために、上田市商工業振興基金を設置をするというものでございます。 第2条は積み立てについてで、予算の定める額とすること、それから第3条は基金の管理で、確実で安全有利な方法によること、第4条は基金の運用から生ずる収益の処理について、第5条は繰りかえ運用について、他の市の基金条例と同様な考え方でそれぞれ定めたものでございます。 第6条は、処分についてでございまして、1号として、商工業者の育成に関する事業、2号として、商工業の振興に関する事業、3号として、その他前2号に掲げる事業に準ずる事業で、市長が特に認めるものにつきまして、その全部または一部を処分することができるというものでございます。 第7条は、補則を定めてございます。 附則でございますが、この条例は、公布の日から施行したいというものでございます。 以上、議案第10号についてご説明申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 農政部長。   〔農政部長 山浦 新一郎君登壇〕 ◎農政部長(山浦新一郎君) 議案集の13ページをお願いいたします。議案第11号、同和対策農業近代化施設条例中一部改正についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、同和地区の農業振興並びに同和農家の経営の合理化及び技術の改善を図ることを目的に農業近代化施設を設置してまいりましたが、施設の利用実態について調査しました結果、共同利用が行われていなくなっている実態がございましたので、本来の目的として存続する必要がなくなった施設について今回廃止をするため、同和対策農業近代化施設条例中の所要の改正を行いたいというものでございます。 改正の内容でございますが、施設の名称及び位置を定めた条例第3条の表中から「上塩尻農機具保管施設」を削除したいというものでございます。 附則でございますが、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 以上、議案第11号、同和対策農業近代化施設条例中一部改正についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) ここで午後1時まで休憩いたします。   午前 11時57分   休憩           ◇   午後 1時     再開 ○議長(宮下昭夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 教育次長。   〔教育次長 中村 明久君登壇〕 ◎教育次長(中村明久君) 議案集の14ページをお願いいたします。議案第12号、上田市文化財保護条例等中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由ですが、2点ございまして、一つは、文化財保護法が改正され、平成17年4月1日より施行されることにより、これまで有形文化財、無形文化財など5分野のほかに、棚田や里山などを対象とする文化的景観が加わったこと、民俗文化財に民俗技術の規定が加わったことなどにより条文の追加があり、条ずれが生じていることであります。これにより、この文化財保護法の条文を引用、根拠とする上田市文化財保護条例、上田市旅館業を目的とした建築の規制に関する条例、緑化の推進及び樹木等の保全に関する条例の一部を改正するものです。もう1点は、文化財保護法改正要因とあわせ、景観法の制定に伴い、緑化の推進及び樹木等の保全に関する条例においては字句の整備が行われたことにより、同条例の一部改正を行いたいというものでございます。 条例の内容ですが、第1条は、上田市文化財保護条例の一部改正、下の方にまいりまして、第2条は、上田市旅館業を目的とした建築の規制に関する条例の一部改正、次のページにまいりまして、第3条は、緑化の推進及び樹木等の保全に関する条例の一部改正でございまして、いずれも条ずれや字句の整理、整備でございますので、ご説明は省略させていただきます。 なお、附則として、この条例は、平成17年4月1日より施行したいというものでございます。 以上、議案第12号についてご説明申し上げました。 続いて、16ページをお願いいたします。議案第13号、同和対策集会所条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由ですが、同和対策集会所は、施設建設時の目的による利用度が近年低くなってきており、公共施設としての利活用を進める必要が生じているため、関係団体等との協議を行ってまいりましたが、この協議の調った箇所について条例から削除し、普通財産や行政財産として他の用途による利活用を促進するというものでございます。 改正の内容ですが、同和対策集会所条例中の第2条の表を全部改正し、現在16施設ある同和対策集会所のうち、自治会に貸与していく上塩尻同和対策集会所や千曲町同和対策集会所、学童保育所として使用する築地同和対策集会所など7施設を削除し、表のように緑が丘西同和対策集会所など9施設に改めるというものでございます。 附則として、この条例は、平成17年4月1日から施行したいというものでございます。 以上、議案第13号についてご説明申し上げました。 続いて、17ページをお願いいたします。議案第14号、上田市誌刊行会条例廃止についてご説明申し上げます。 廃止の理由ですが、上田市制施行80周年記念事業として平成6年に刊行会が設置され、平成11年度から発刊を始めた上田市誌刊行事業が昨年11月全31巻の発刊をもってすべて刊行を終了したことから、目的が達成されたものとして当該条例を廃止したいというものでございます。 附則の1ですが、施行期日として平成17年4月1日とする。 附則の2として、特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例中、別表第4表中から上田市誌刊行会の委員の項目を削除するというものでございます。 以上、議案第12号から14号まで3件一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 農政部長。   〔農政部長 山浦 新一郎君登壇〕 ◎農政部長(山浦新一郎君) 議案集の18ページをお願いいたします。議案第15号、上田市農業委員会に関する条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の趣旨でございますが、平成16年5月、農業委員会等に関する法律の一部改正がされ、平成16年11月から施行となりました。この改正の中で農業委員の選任委員の選出方法が改正されたことにより、上田市農業委員会に関する条例中第4条の部会の構成人員を変更する必要が生じましたので、条例の一部改正を行いたいというものでございます。 現在の農業委員会は、選挙委員30人、選任委員7人で構成されております。選任委員は団体推薦と議会推薦があり、団体推薦は農協と農業共済組合でしたが、新たに土地改良区が加わり、委員も2人から3人に、議会推薦委員は5人から4人以内と改正されました。改正による選任委員の総数7人は変わりありません。団体推薦の2人と議会推薦の5人それぞれ半数、農政と農地部会に属しておりますが、今回の改正により構成人数の変更をしたいというものです。 改正の内容でございますが、第4条第1号のイ中「1人」を「2人」に改め、同条第2号のウ中「3人」を「2人」に改めたいというものでございます。 附則として、この条例は、公布の日から施行すると。2番に、この条例の施行の際、現に在任している委員は、改正後の上田市農業委員会に関する条例第4条の規定にかかわらず、その任期中に限り、なお在任するというものでございます。 以上、議案第15号、上田市農業委員会に関する条例中一部改正についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 清水 明君登壇〕 ◎財政部長(清水明君) 別冊の16年度の補正予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第16号、平成16年度上田市一般会計補正予算第6号についてご説明申し上げます。 次のページ、2ページをお願いいたします。第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億8,154万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ443億6,073万9,000円としたいというものでございます。 第2条、繰越明許費、第3条、地方債の補正につきましては、後ほど第2表及び第3表でご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、12月補正以後の諸事情により予算化の必要が生じた事務事業経費の計上、及び事業の進捗、事業費の確定等に伴う所要の調整が主な内容でございます。特段のものについてのみご説明をさせていただきます。 歳出から申し上げますので、28、29ページをお願いいたします。款2総務費、項1総務管理費、目1の一般管理費で1億777万6,000円の補正増でございます。職員人件費で職員手当等で1億1,557万円の補正増でございます。これは、定年退職者及び勧奨退職者以外の早期退職者9人分の職員手当をお願いしてございます。 次の30、31ページをお願いいたします。目3財産管理費でございます。補正額5億31万3,000円の補正増でございます。基金積立金で5億円でございます。減債基金積立金、これは将来の公債費負担への対応のための減債基金積立金をお願いしたものでございます。 続きまして、34、35ページをお願いいたします。款3民生費、項1社会福祉費、目1の社会福祉総務費で5,988万円の補正増でございます。説明欄で、基金積立金、社会福祉基金積立金で151万9,000円の補正増でございます。寄附金を基金へ積み立てたいというものでございます。その下の特別会計繰出金、繰出金で老人保健事業特別会計繰出金7,141万5,000円の補正増でございます。これは、医療給付費見込みによる特別会計への繰出金でございます。 続きまして、36、37ページをお願いいたします。項2の老人福祉費、目1の老人福祉総務費で369万6,000円の補正減でございます。高齢者施設福祉事業費で老人施設入所者措置費486万5,000円の補正増、国の措置単価の改定に伴い、養護老人ホームに対する措置費の追加計上でございます。 続きまして、項3児童福祉費、目1の児童福祉総務費5,542万円の補正減でございます。 次の38、39ページをお願いいたします。一番最初の二重丸です。民間保育所運営事業費で保育所運営費負担金913万9,000円の補正増でございます。管外委託児童運営費の委託児童数の変動に伴う所要額の計上でございます。 次に、目3の母子寮費620万9,000円の補正増でございます。母子寮管理運営事業費で委託料、母子寮管理運営委託料620万9,000円の補正増でございます。国の措置基準の改定による管理運営委託料の追加計上でございます。 続きまして、40、41ページをお願いいたします。項4の生活保護費、目2の扶助費で464万4,000円の補正増でございます。特別会計繰出金、福祉事業センター事業特別会計繰出金で464万4,000円の補正増でございます。扶助費対象者の増加に伴い、特別会計への繰出金でございます。 次に、款4衛生費、項1の保健衛生費、目4の老人保健事業費で144万6,000円の補正増でございます。老人保健事業費で委託料、大腸検診委託料200万円の補正増でございます。これは、大腸検診の今後見込みに伴う所要経費の計上でございます。 続きまして、42、43ページをお願いいたします。款5労働費、項1労働諸費、目1の労政費で202万円の補正増でございます。労働者福祉事業費で勤労者住宅建設資金融資利子補給補助金でございます。202万円の補正増でございます。利用者の増による利子補給の追加計上でございます。 続きまして、46、47ページをお願いいたします。款6農林水産業費、項1農業費、目8農業改善事業費で1,031万6,000円の補正減でございます。二つ目の二重丸で公営企業支出金で農業集落排水事業会計負担金111万2,000円の補正増でございます。修繕費等の経費に係る負担金の追加計上分でございます。 続きまして、48、49ページをお願いいたします。款7商工費、項1商工費、目2商工振興費で4,700万5,000円の補正減でございます。上から四つ目の基金積立金でございます。積立金といたしまして中心商店街活性化及び再開発基金積立金で1,000万円の補正増、基金の充実を図るための積み立てをお願いするものでございます。その下、商工業振興基金積立金2,400万円の補正増でございます。商工業者の育成及び商工業の振興を図るため新設する商工業振興基金への積立金でございます。 続きまして、一番下の目5まちづくり推進事業費でございます。47万4,000円の補正減でございます。池波正太郎真田太平記館管理運営事業費で積立金、池波文学ふるさと基金積立金で207万円の補正増でございます。寄附金を基金の充実を図るため積み立てるものでございます。 次の50ページ、51ページをお願いいたします。款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路維持費2,505万円の補正増でございます。道路維持事業費で2,505万円でございます。道路除雪等塩カル散布委託料等の追加計上でございます。 次の52、53ページをお願いいたします。項5の住宅費、目1の住宅管理総務費で2,100万7,000円の補正増でございます。一番下の特別会計繰出金で同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金で2,201万5,000円の補正増でございます。貸付金元利収入見込みによる特別会計への繰出金でございます。 続きまして、54、55ページをお願いいたします。項6の交通対策費、目1の交通対策事業費で2,243万4,000円の補正増でございます。特別会計繰出金で駐車場事業特別会計繰出金2,243万4,000円の補正増でございます。駐車場使用料見込みによる特別会計への繰出金でございます。 続きまして、56、57ページへお願いいたします。款10教育費、項2小学校費、目1の学校管理費で156万9,000円の補正減でございます。管理運営事業費で需用費と備品購入費、お年寄りと児童の触れ合いの場となる環境の整備のため、備品等の購入や冷房設備の設置を行うものでございます。対象校は西小学校でございます。 続きまして、目2の教育振興費5万7,000円の補正増でございます。一般教育振興事業費でスペシャルオリンピックス参加支援事業補助金26万3,000円の補正増でございます。SOの各種プログラムへ自主的に参加する小学校児童の活動に対して補助を行うものでございます。 続きまして、58、59ページをお願いいたします。項3中学校費、目2教育振興費で96万5,000円の補正減でございます。一般教育振興事業費で、ただいま小学校の方の説明をいたしましたが、同じくスペシャルオリンピックス参加支援事業補助金6万7,000円でございます。各種のプログラムへ自主的に参加する中学校生徒の活動に対して補助を行うものでございます。 続きまして、60、61ページをお願いいたします。目2の文化費で2,899万円の補正増でございます。文化財事業費で一番下の公有財産購入費、史跡信濃国分寺跡地買収費でございます。4,710万5,000円の補正増でございます。国庫補助、また県補助を充当いたしまして土地会計で先行取得済みの用地の表返しをお願いしたものでございます。 続きまして、64、65ページをお願いいたします。款11の公債費、項1公債費、目1元金でございます。405万5,000円の補正増でございます。償還金で市債の元金償還金405万5,000円の補正増でございます。平成13年度学校施設整備資金貸付金の繰上償還を行うものでございます。 歳出につきましては以上でございます。 次に、歳入についてご説明申し上げますので、14、15ページへお願いいたします。款1の市税、項1の市民税、目2の法人市民税、補正額が1億8,750万円の補正増でございます。それから、目1の固定資産税、6,000万円の補正増でございます。それから、目1の軽自動車税でございます。30万円の補正減、それから入湯税でございますが、1,000円の補正減でございます。これらの市税につきましては、まず款1の市税でございますが、項1の市民税で1億8,750万円の補正増、次の項2の固定資産税でございますが、6,000万円の補正増をお願いいたしております。市税総額で2億4,719万9,000円の補正増をお願いしてございますが、現時点で増収が見込まれることから補正増をお願いしたものでございます。 続きまして、款6の地方消費税交付金9,000万円の補正増、それから特別地方消費税交付金で1,000円の補正減、款9の地方特例交付金で2,384万円の補正増、款10の地方交付税で4億3,314万1,000円の補正増でございます。これらは計上可能な範囲内でお願いをいたしました。 続きまして、款12の分担金及び負担金でございます。この款12の分担金及び負担金から次の16ページから18ページまでの款13の使用料及び手数料につきましては、実績等に伴って調整をお願いしたものでございます。 次に、款14国庫支出金から22ページの款15県支出金がございます。これらにつきましては、実績見込みあるいはルールに基づきまして調整、また追加計上をお願いしたところでございます。各項ごとの説明は省略させていただきます。 次に、24、25ページをお願いいたします。款17寄附金でございます。それぞれ民生寄附金で153万9,000円の補正増、商工寄附金で200万円の補正増、土木寄附金で1万円の補正増、教育寄附金で6万2,000円の補正増、合わせまして361万1,000円の補正増でございます。ご寄附をちょうだいいたしましたので、それぞれ基金への積み立てあるいは施設の管理事業費へ充当をお願いしたところでございます。 続きまして、款18の繰入金でございます。5億円の補正減でございます。財政調整基金繰入金で、当初財政調整基金から5億円の取り崩しを予定しておりましたが、年間の財源見通しに基づき基金へ繰り戻しを行うものでございます。 次の26、27ページをお願いいたします。款21市債でございます。目6の減税補てん債で3,420万円、目7の臨時財政対策債で9,940万円、それぞれ補正増をお願いしてございます。確定をいたしましたので、未計上分をお願いしたものでございます。市債総額で6,720万円の補正増をお願いしております。 続いて、戻りまして6ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費でございます。款6の農林水産業費で3事業、款8の土木費で4事業、13の災害復旧費で3事業、合計10事業につきまして総額6億4,177万9,000円でございます。関係機関等との協議や事前の事務手続あるいは用地交渉等に不測の日数を要しまして、いずれも年度内完成が困難なため、次年度への繰り越しをお願いするものでございます。 次の7ページをお願いいたします。第3表、地方債補正でございます。地域活性化事業費以下7件でございます。総額6,720万円を補正増いたしまして、限度額57億6,730万円としたいというものでございます。 議案第16号については以上でございます。 続きまして、73ページをお願いいたします。議案第17号、平成16年度上田市土地取得事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 74ページをお願いいたします。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億9,000万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億999万6,000円としたいというものでございます。 歳出からご説明申し上げます。84、85ページをお願いいたします。目1の土地取得費で2億9,000万4,000円の補正減でございます。公有財産購入費で2億6,300万円の補正減、補償補填及び賠償金で6,825万9,000円の補正減、基金繰出金、土地開発基金繰出金でございますが、4,125万5,000円の補正増でございます。いずれも実績見込みによりまして補正をお願いしたものでございます。 続きまして、82、83へ戻っていただきたいと思います。歳入でございます。款1の財産収入、目1の不動産売払収入で5,835万9,000円の補正増でございます。市有土地売払収入でございます。 次に、款2繰入金、目1の土地開発基金繰入金で3億4,850万円の補正減でございます。土地開発基金繰入金で事業の確定見込みによりまして3億4,850万円の減額をお願いしたものでございます。 続きまして、款3の繰越金でございます。これは、前年度繰越金で13万7,000円の補正増でございます。 議案第17号につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 総務部長。   〔総務部長 小出 俊君登壇〕 ◎総務部長(小出俊君) 補正予算書の87ページをお願いいたします。議案第18号、平成16年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計補正予算第2号についてご説明を申し上げます。 次の88ページをお願いいたします。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ295万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,276万円としたいというものでございます。 歳出から申し上げます。98、99ページをお願いいたします。款1総務費、目1一般管理費、また款2事業費、目1事業費におきましてそれぞれ補正減でございますが、実績見込み、またあるいは契約差金等の減額をお願いしたものでございます。 戻っていただいて、96、97ページをお願いいたします。歳入でありますが、款4繰入金、目2基金繰入金で348万7,000円の補正減でございます。これは、先ほど申し上げました歳出の減額、また次の款5に計上してございます繰越金52万8,000円の計上に伴いまして基金からの繰り入れが不要となったことにより減額をお願いしたいというものでございます。 議案第18号につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 市民生活部長。   〔市民生活部長 塩野崎 利英君登壇〕 ◎市民生活部長(塩野崎利英君) 同じ補正予算書の101ページをお願いいたします。議案第19号、平成16年度同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第1号についてご説明を申し上げます。 次のページをお願いいたします。条文予算でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ428万2,000円を追加し、総額をそれぞれ1億2,373万9,000円としたいというものでございます。 歳出からご説明申し上げますので、112ページをお願いいたします。款の2貸付事業費、目の1住宅改修資金貸付事業費で110万円の補正減をお願いしてございますが、これは住宅改修資金貸付額の確定による調整でございます。また、款の3公債費において、目の1元金600万7,000円の補正増、目2利子で57万円の補正減をお願いしてございますが、これらは貸付金の繰上償還に伴う市債の元金及び利子の調整でございます。 次に、歳入について申し上げますので、110ページをお願いいたします。款1県支出金、目1住宅改修資金補助金21万9,000円の補正減、目の2貸付助成事業費補助金165万5,000円の補正減につきましては、いずれも決算見込みによる調整でございます。款の2繰入金、目の1一般会計繰入金2,201万5,000円は、財政調整のための一般会計からの繰入金でございます。また、款の4諸収入、目1貸付金収入216万4,000円の補正増、目3滞納繰越分1,784万5,000円の補正減は、実績に応じた収入見込みによるものでございます。 以上、議案第19号についてご説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 土屋 朝義君登壇〕 ◎健康福祉部長(土屋朝義君) 同じ補正予算書の115ページをお願いいたします。議案第20号、平成16年度上田市福祉事業センター事業特別会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 次の116ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ311万3,000円を追加しまして、総額をそれぞれ3,306万3,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、126、127ページをお願いします。歳出の主なものでございますが、款1総務費の目1一般管理費で145万7,000円を計上してございます。これは、作業員の送迎などに使用しております庁用車の更新に伴う経費でございます。款2事業費のうち授産事業費の賃金につきましては、受託事業収入の減少により作業員賃金を166万1,000円減額するものでございます。また、製品、原材料の運搬車につきましても、老朽化し更新期に来ておりますので、購入に係る費用331万7,000円の計上でございます。 歳入につきまして主なものを申し上げますので、戻っていただきまして、124、125ページをお願いいたします。款1事業収入の目1委託加工収入で222万1,000円の補正減でございます。これは、受託事業の主力であります企業の生産拠点の海外移転が進み、これに伴って受注量が減少したためでございます。款3繰入金の目1一般会計繰入金でございますが、扶助費繰入金として464万4,000円を計上いたしました。これは、施設利用者に占める扶助対象者の割合がふえたため扶助費の増額を見込みました。款5諸収入の目1雑入でございますが、維持費収入の増額が見込まれるため、69万円を計上いたしました。 議案第20号につきましては以上でございます。 続きまして、129ページをお願いします。議案第21号、平成16年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 次の130ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億5,268万4,000円を追加し、総額をそれぞれ92億5,838万3,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、140、141ページをお願いします。主なものを申し上げます。歳出ですが、款1総務費の項1総務管理費で146万3,000円の補正増ですが、主に国保加入者の増加による資格確認等の電算委託料でございます。次に、款2保険給付費の項1療養諸費で2億4,793万3,000円の補正増と、142、143ページにかけまして項2高額療養費で477万円の補正増でございますが、いずれも医療費の実績見込みにより増額をお願いするものでございます。 続いて、歳入について申し上げますので、戻って138、139ページをお願いします。歳入ですが、款3国庫支出金の5,953万5,000円の補正減と、款4療養給付費交付金の1億7,039万7,000円は、精算調整による交付見込額でございます。次の款7繰入金、項1他会計繰入金で561万8,000円の補正減でございますが、これは右のページにございます保険基盤安定制度に係る繰入金と職員給与費等繰入金を所定のルールに基づき計上したものでございます。その下の項2基金繰入金で1億4,744万円の補正増ですが、これは国民健康保険事業全体の見込額の不足額を補うために国民健康保険基金の繰り入れを行うものでございます。 議案第21号につきましては以上でございます。 続きまして、145ページをお願いいたします。議案第22号、平成16年度上田市老人保健事業特別会計補正予算第1号についてご説明をいたします。 次の146ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億7,256万7,000円を追加し、総額をそれぞれ112億6,536万1,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、156、157ページをお願いします。主なものを申し上げますと、2段目の款2医療諸費で3億7,258万2,000円の補正増ですが、これは医療費の実績見込みによりましてお願いするものでございます。 続いて、歳入について申し上げますので、戻っていただいて154、155ページをお願いいたします。歳入ですが、款1支払基金交付金で9,224万円の増額、款2国庫支出金で1億5,898万6,000円の増額、款3県支出金で4,143万円の増額ですが、これらは医療費にかかわる交付金等の実績見込みによる交付見込額でございます。 次に、款4繰入金で7,141万5,000円の増額ですが、医療給付費の実績見込みにより医療諸費繰入金分の増額をしたものでございます。 議案第22号につきましては以上でございます。 続きまして、159ページをお願いします。議案第23号、平成16年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第2号についてご説明いたします。 次のページをお願いいたします。条文予算ですが、第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ837万1,000円を減額し、総額をそれぞれ64億3,618万1,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、170、171ページをお願いします。款1総務費の目2広域連合負担金で833万9,000円の補正減をお願いしておりますが、これは介護認定審査会委員報酬額や広域連合職員人件費の減による上田地域広域連合の平成16年度介護保険特別会計補正予算に伴うものでございます。 歳入について申し上げますので、戻って168、169ページをお願いいたします。款6繰入金の目1一般会計繰入金で837万1,000円の補正減をお願いしておりますが、これは広域連合負担金繰入金と基金運用金繰入金の財源調整でございます。 議案第23号につきましては以上でございます。 議案第20号から23号まで4件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 都市建設部長。   〔都市建設部長 小林 憲和君登壇〕 ◎都市建設部長(小林憲和君) 補正予算書の173ページをお願いいたします。議案第24号、平成16年度上田市市街地再開発事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 次の174ページをお願いいたします。第1条でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ429万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億4,171万1,000円にしたいというものでございます。 初めに、歳出から申し上げますので、184、185ページをお願いいたします。主なものだけご説明を申し上げます。款1市街地再開発費、目1市街地再開発事業費でございますが、施設建築物等管理運営事業費で429万5,000円の減額でございます。これは、上田駅前ビルパレオ管理組合法人への市の負担金の減額によるものでございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、戻って182、183ページをお願いいたします。まず、款2繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、一般会計からの繰入金でございまして、497万1,000円の減額でございます。 議案第24号につきましては以上でございます。 続きまして、補正予算書の187ページをお願いいたします。議案第25号、平成16年度上田市駐車場事業特別会計補正予算第1号についてご説明を申し上げます。 次の188ページをお願いいたします。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ631万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億5,034万1,000円にしたいというものでございます。 初めに、歳出から申し上げますので、198、199ページをお願いいたします。主なものだけご説明を申し上げます。款2公債費、目2利子でございますが、市債利子確定により632万3,000円の減額でございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、戻って196、197ページをお願いいたします。款1使用料及び手数料、目1駐車場等使用料でございますが、駐車場、駐輪場使用料収入の減収によりまして2,913万7,000円の減額でございます。 次に、款2繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、一般会計からの繰入金で2,243万4,000円の増額をしたいというものでございます。 議案第25号につきましては以上でございます。 24号、25号2件一括ご説明を申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者 須藤 清彬君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(須藤清彬君) 別冊になっております平成16年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計補正予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第26号、平成16年度上田市水道事業会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文予算の第2条でございますが、業務の予定量の変更でございます。建設改良事業費を7,857万6,000円減額し、4億913万6,000円に改めたいというものでございます。 第3条でございますが、収益的収入及び支出の予定額の補正であります。収入の第1款水道事業収益を3,320万5,000円増額し、20億3,429万5,000円に、支出の第1款水道事業費用を869万4,000円増額し、19億9,298万9,000円といたしたいというものでございます。 第4条でございますが、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、内容につきましては、次のページで、収入の第1款資本的収入を7,600万減額し2億8,659万9,000円に、支出の第1款資本的支出を8,057万6,000円減額し9億8,916万7,000円といたしたいというものでございます。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましては、条文に記載してございますとおり補てんいたしたいというものでございます。 第5条でございますが、議会の議決を経なければ流用することのできない経費についてでありますが、職員給与費を2,000万円増額し4億2,893万8,000円に、また交際費を15万円減額して15万円に改めたいというものでございます。 予算の内容について申し上げますので、6ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、収入の主なものについてご説明申し上げます。款1水道事業収益、項1営業収益、目1給水収益で水道料金3,247万6,000円の増額であります。これは有収水量増加に伴う見込み増によるものでございます。項2営業外収益では目2加入金431万円の減額で、これは住宅新築の見込み減によるものでございます。 次のページで支出の主なものでございますが、款1水道事業費用、項1営業費用では、目1原水及び浄水費で498万円の減額、これは主に事業の精算見込みに伴う調整減でございます。目2配水及び給水費で313万7,000円、目3量水器費で500万円の減額でありますが、事業予定額の精査による減額でございます。目6総係費で1,738万1,000円の増額でありますが、主なものは、退職給与引当金2,000万円を計上したいというものでございます。退職給与引当金につきましては、毎年の退職手当負担金の増減が激しく、一時的に多額の負担金を支払うことにつきましては企業経営を圧迫することとなります。そこで、可能なときに積み立て、さらには合併後の水道事業経営も視野に入れながら健全な経営維持を図るために一定の退職引当金を計上してまいりたいというものでございます。 8ページをお願いいたします。項2営業外費用で目1支払利息及び企業債取扱諸費で673万8,000円の減額でありますが、起債の借入額及び利率決定に伴う企業債利息の減額等でございます。目3消費税及び地方消費税で1,500万円の増で、収入額及び支出額の確定見込みによるものでございます。 次に、資本的収入及び支出でございますが、収入につきましてご説明申し上げます。款1資本的収入、項1負担金、目1工事負担金で6,800万円の減額でございます。 次のページ、支出の主なものでございますが、款1資本的支出、項1建設改良事業費では目1事務費で219万円の減額、目2建設費で300万円の減額、目3改良費で7,200万円の減額、目4営業設備費で1,386万円の減額で、いずれも事業の確定に伴うものでございます。 以上、議案第26号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 引き続き、同じ予算書の11ページをお願いいたします。議案第27号、平成16年度上田市公共下水道事業会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 12ページをお願いいたします。条文予算の第2条でございますが、業務の予定量の変更でございまして、建設改良費を1,968万3,000円減額し30億2,035万8,000円に、公共下水道建設費を500万減額して18億9,203万円に、特定環境保全公共下水道建設費を1,100万減額して9億8,090万円に改めたいというものでございます。 第3条でございますが、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款下水道事業収益で6,120万8,000円増額して34億574万5,000円に、支出の第1款下水道事業費用で5,556万5,000円減額し33億8,134万5,000円に補正したいというものでございます。 第4条でございますが、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入の第1款資本的収入で1億2,231万1,000円増額して41億7,425万9,000円に補正したいというものでございます。 次のページで支出の第1款資本的支出で6,164万9,000円増額して48億7,983万8,000円に補正したいというものでございます。あわせて資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額等につきましても記載のとおり改めたいというものでございます。 第5条でございますが、起債の限度額を公共下水道事業で1,530万減額して12億5,810万円に、特定環境保全公共下水道事業で1,340万円減額して7億8,600万円に、限度額の合計を23億8,430万円に補正したいというものでございます。 第6条でございますが、一般会計からの補助等の額を392万2,000円減額して18億103万2,000円に改めたいというものでございます。 予算の内容についてご説明申し上げますので、16ページをお願いいたします。収益的収入及び支出の収入でございますが、款1下水道事業収益、項1営業収益では、目1下水道使用料で6,000万円の増額、目2一般会計負担金で118万3,000円の減額でございます。項2営業外収益では、主なものとして目3他会計補助金で273万9,000円の減額、目4その他営業外収益で513万1,000円の増額でございます。いずれも収入見込みによる補正でございます。 支出でございますが、款1下水道事業費用、項1営業費用では主なものとして、目1管渠費で227万円の減額でございます。 17ページをお願いいたします。目3処理場費で1,645万円の減額、目4水質規制費で100万円の減額、目7総係費で111万5,000円の減額、目8減価償却費で1,845万7,000円の減額でございます。 18ページをお願いいたします。項2営業外費用では目1支払利息及び企業債取扱諸費で1,793万円の減額、目2消費税及び地方消費税で200万円の増額でございます。いずれも事業費の確定見込みによる補正でございます。 次に、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。まず、収入でございますが、款1資本的収入、項1企業債、目1下水道事業債で2,870万円の減額でございます。起債対象事業費の減に伴いルールにより減額するものでございます。項2国庫補助金、目1国庫補助金で8,133万2,000円の増額でございます。これは、平成16年度の国の補正によりまして一括償還することになった特定資金公共投資事業債に対して同額交付されます国庫補助金の計上でございます。項3受益者負担金、目1受益者負担金で4,458万円の増額でございます。次のページの項5工事負担金、目1工事負担金で2,509万9,000円の増額でございます。いずれも収入見込みによる補正でございます。 次に、支出でございますけれども、款1資本的支出、項1建設改良費、目1建設改良事務費で244万5,000円の減額、目2公共下水道建設費で500万円の減額、目3特定環境保全公共下水道建設費で1,100万円の減額でございます。いずれも事業費の確定見込みによる補正でございます。 20ページをお願いいたします。項2企業債償還金、目1企業債償還金で8,133万2,000円の増額でございますけれども、先ほど申し上げました特定資金の公共投資事業債の償還方法の変更に伴いまして平成16年度単年度で一括償還するため計上したものでございます。 以上、議案第27号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 引き続き、次のページをお願いいたします。議案第28号、平成16年度上田市農業集落排水事業会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 次のページをお願いいたします。条文予算の第2条でございますが、業務の予定量の変更でございまして、建設改良費を1,306万2,000円減額し1億331万4,000円に、農業集落排水建設費を1,192万2,000円減額し8,375万8,000円に改めたいというものでございます。 第3条でございますが、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款農業集落排水事業収益で192万3,000円増額して6億5,365万1,000円に、支出の第1款農業集落排水事業費用で2,735万31,000円増額し9億516万円に補正したいというものでございます。 第4条でございますが、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、次のページをお願いいたします、収入の第1款資本的収入で526万9,000円減額して2億2,138万8,000円に、支出の第1款資本的支出で1,120万3,000円減額して3億6,491万6,000円に補正したいというものでございます。あわせて資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額についても記載のとおり改めたいというものでございます。 第5条でございますが、起債の限度額を680万円減額し5,620万円に補正したいというものでございます。 次に、第6条でございますが、一般会計からの補助等の額を832万3,000円減額し4億9,962万8,000円に改めたいというものでございます。 予算の内容についてご説明申し上げますので、26ページをお願いいたします。収益的収入及び支出の収入でございますけれども、款1農業集落排水事業収益、項1営業収益では、主なものとして農業集落排水使用料で1,020万円増額、目2一般会計負担金で111万2,000円の増額でございます。項2営業外収益では、主なものとして目2他会計補助金で943万5,000円の減額でございます。いずれも収入見込みによるものでございます。 次のページで支出でございますが、款1農業集落排水事業費用で項1営業費用では、主なものとして目2の処理場費で122万円の減額、目6で減価償却費で2,688万5,000円の増額で、内容につきましては、殿城地区の償却資産の計上でございます。目7資産減耗費で263万7,000円の減額でございます。項2営業外費用では目1支払利息及び企業債取扱諸費で278万5,000円の増額、目2消費税及び地方消費税で259万8,000円の増額でございます。いずれも事業費の確定見込みによる補正でございます。 引き続き資本的収入及び支出について申し上げますので、次のページをお願いいたします。収入でございますけれども、主なものとしまして款1資本的収入、項1企業債、目1下水道事業債で680万円の減額、項3受益者分担金、目1受益者分担金で224万6,000円の減額でございます。次のページの項4工事負担金で目1工事負担金で403万円の増額でございます。いずれも収入見込みによる補正でございます。 支出でございますが、主なものとして款1資本的支出、目2の農業集落排水建設費で1,192万2,000円の減額でございます。主な内容は、工事請負費、補償金の減額で、事業費の確定見込みによる補正でございます。 30ページお願いいたします。項3補助金返還金、目1補助金返還金で185万9,000円の増額でございます。これは、築地下之郷バイパス拡幅工事によりまして平成15年度に除却しました管渠の建設費のうち、国、県補助金相当分を返還するものでございます。 議案第28号についてご説明申し上げました。 以上、議案第26号から28号3件一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) ここで15分間休憩いたします。   午後 2時6分   休憩           ◇   午後 2時20分   再開 ○議長(宮下昭夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者 須藤 清彬君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(須藤清彬君) 訂正をお願いいたします。 9ページ、支出の款1資本的支出、項1建設改良事業費の目4営業設備費で「138万6,000円」というところを「1,386万」ということで申し上げました。「138万6,000円」に訂正をお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 清水 明君登壇〕 ◎財政部長(清水明君) それでは、別冊の平成17年度上田市一般会計特別会計予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第29号、平成17年度上田市一般会計予算についてご説明申し上げます。 3ページをお願いいたします。第1条歳入歳出予算でございますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ386億730万2,000円としたいというものでございます。第2項につきましては、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表、歳入歳出予算によるというもので、次の4ページから7ページに記載のとおりでございます。 第2条は債務負担行為、第3条は地方債補正でございますが、後ほど第2表及び第3表でご説明申し上げます。 第4条は、一時借入金の規定でございますが、一時借入金の借り入れの最高額は70億円と定めたいというものでございます。 第5条は、歳出予算の流用の規定でございます。第1号の記載のとおりでございますが、各項に計上いたしました給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用について定めるものでございます。 新規事業を中心にしまして主なものについてのみご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 歳出からご説明申し上げます。42、43ページをお願いいたします。各科目に職員人件費等を記載してございますが、それぞれの説明は省略させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 款1の議会費でございます。目1の議会費で3億3,253万円でございます。議会費につきましては、特段のものはございません。 次に、款2の総務費、項1の総務管理費、目1の一般管理費で13億4,639万8,000円でございます。 次の44、45ページをお願いいたします。説明欄の一番下、職員研修事業費で861万3,000円の計上でございます。 46、47ページをお願いいたします。報償費から負担金補助及び交付金まででございますが、職員の資質の向上と政策立案能力を高めるため、研修費等の充実を図るものでございます。 続きまして、48、49ページをお願いいたします。一番下の国際交流推進事業費で387万円でございます。 次の50、51ページをお願いいたします。委託料で295万円でございます。2番目の委託料で上田市・寧波市友好交流提携10周年記念事業委託料でございます。10周年を迎え、市民の相互訪問、記念式典等の記念事業を行う経費でございます。続きまして、負担金補助及び交付金でございます。一番下の外国人集住都市会議負担金でございます。5万円の計上でございます。外国籍市民の対応について、他都市との連携を図るため会議に加盟するものでございます。続きまして、一番下でございます。目3の財産管理費でございます。2億3,242万円でございます。 52、53ページをお願いいたします。二重丸二つ目でございますが、基金積立金で2億円でございます。これは減債基金積立金で、後年度の公債費負担を考慮し積み立てを行うものでございます。 続きまして、56、57ページをお願いいたします。下の目9の防災対策費620万7,000円でございます。防災対策事業費でございます。 次の58、59ページをお願いいたします。報酬から負担金補助及び交付金まででございます。新潟県中越地震などの教訓を踏まえ、災害発生に備えて広域避難場所拠点施設に食糧や機材を備蓄するものでございます。続きまして、目10の情報管理費で1億9,320万9,000円でございます。電算業務管理運営事業費で1億7,540万6,000円でございます。この中でセキュリティー対策として電算室入退室管理装置の設置や、庁内LANウイルスウオールのバージョンアップを行うための経費226万7,000円をお願いしてございます。 続きまして、62、63ページをお願いいたします。目12の男女共同参画費でございます。149万7,000円でございます。男女共同参画啓発事業費で88万7,000円、第4次うえだ男女共同参画プランを策定するための市民意識調査及び啓発セミナーを実施するものでございます。続きまして、一番下の二重丸でございますが、次世代育成支援対策事業費で19万円の計上でございます。次世代育成支援行動計画のダイジェスト版作成と市民への啓発活動を実施するものでございます。 次に、64、65ページをお願いいたします。目13の諸費でございます。1億3,832万9,000円でございます。説明欄の方の二重丸の三つ目でございます。防犯対策事業費で1,834万5,000円でございます。自治会の安全パトロール用ベストと帽子の購入でございます。防犯意識の高揚と自主防犯活動の推進、それと上田市防犯協会を昨年組織いたしまして地域安全活動、暴走族根絶対策等の活動などを実施する経費でございます。 続きまして、72、73ページをお願いいたします。項4の選挙費で目3上田市農業委員会委員一般選挙費で954万2,000円でございます。上田市農業委員会委員一般選挙運営事業費954万2,000円でございます。それから、その下の目4の上田市浦里財産区議会議員一般選挙費で128万5,000円でございます。項4の選挙費でございますが、17年度は農業委員会委員一般選挙、それから浦里財産区議会議員一般選挙のそれぞれの経費の計上をお願いしてございます。 続きまして、74、75ページをお願いいたします。項5の統計調査費で目2の各種統計調査費5,935万円でございます。指定統計等の調査事業費でございまして、5,935万円でございます。17年度の国勢調査を中心とした各種統計を実施するための必要経費の計上をお願いしてございます。 続きまして、76、77ページをお願いいたします。款3の民生費、項1の社会福祉費、目1の社会福祉総務費で15億4,311万2,000円でございます。前年度比較で1億5,759万4,000円の増となっております。増の主な要因といたしましては、老人保健事業特別会計等の増によるものでございます。 次に、78、79ページをお願いいたします。社会福祉総務費の関係でございますが、まず一番上の低所得者対策事業費で225万3,000円でございます。扶助費で四つ目の在日外国人高齢者特別給付金60万円の計上でございます。それから、在日外国人心身障害者特別給付金48万円の計上でございます。これは、制度上無年金となっている在日外国人高齢者及び心身障害者に市単独事業として年金を支給するものでございます。続きまして、その下の地域福祉推進事業費で8,757万7,000円の計上でございます。その中で負担金補助及び交付金で6番目の地域ふれあい事業補助金でございます。2,032万9,000円の計上でございます。社会福祉協議会が実施する地域支援事業に対し補助を行うものでございます。それから、一番下の特別会計繰出金でございます。12億7,894万7,000円の計上でございます。 80、81ページをお願いいたします。一番上の国民健康保険事業特別会計繰出金で4億8,501万6,000円の計上でございます。続きまして、その下の老人保健事業特別会計繰出金で7億8,713万7,000円の計上でございます。ただいまの2会計を合わせた前年度比較では1億2,790万円余の増となっております。 続きまして、目2の身体障害知的障害者福祉費でございます。11億2,730万4,000円でございます。説明欄の三つ目の二重丸でございます。障害者在宅福祉事業費で1億8,314万3,000円の計上でございます。 82、83ページへお願いいたします。報酬から扶助費までで前年対比で1,120万円余の増となっております。 続きまして、92、93ページをお願いいたします。項2の老人福祉費、目1の老人福祉総務費で14億8,998万6,000円でございます。説明欄の一番下の二重丸、介護予防・生活支援事業費で2億505万6,000円の計上でございます。 94、95ページをお願いいたします。その中の四つ目の委託料でございます。8,826万6,000円の計上でございます。三つ目の在宅介護支援センター運営事業委託料で、在宅介護支援センターを1個新設するものでございます。これは4中区でございます。それから、その委託料の中の下から4番目、いきいきパワーリハ教室委託料でございます。高齢者向けの筋力トレーニング機器を使用したいきいきパワーリハの教室を開催するものでございます。二つ飛びまして転倒骨折予防教室テキスト作成委託料でございます。転倒しにくい体づくりを目的としまして、予防教室で利用するテキストを作成するものでございます。 続きまして、96、97ページをお願いいたします。一番上の二重丸、緊急通報装置設置事業費でございます。1,995万2,000円の計上でございます。ひとり暮らしの高齢者及び重度身障者の急病、事故等の緊急時24時間体制で消防署と電話できる機器を貸与し、毎日の安心を確保する事業でございます。次の二重丸、高齢者福祉施設整備事業費でございます。1,408万8,000円の計上でございます。この中で負担金補助及び交付金で2番目の小規模ケア施設支援事業補助金でございます。750万円の計上でございます。宅老所1カ所の整備をお願いしてございます。続きまして、介護保険円滑運営事業費で2,992万1,000円の計上でございます。この中で扶助費、低所得者利用料負担対策事業扶助費でございまして、2,859万6,000円の計上でございます。これは、ホームヘルパーの利用者、デイサービスの利用者、ショートステイ、訪問入浴サービス、それから訪問看護、訪問リハビリ等の利用者で負担軽減を行うというものでございます。それから、特別会計繰出金で9億8,096万5,000円の計上でございます。介護保険事業特別会計繰出金でございまして、前年比7,300万円余の増額でお願いしてございます。 続きまして、目2の高齢者福祉センター費で3,381万7,000円でございます。高齢者福祉センター施設整備事業費で、施設整備工事費367万5,000円の計上でございます。これは、学習室、保健室等に冷房設備の設置をお願いしてございます。 続きまして、100ページ、101ページをお願いいたします。項3の児童福祉費でございます。目1の児童福祉総務費で22億6,672万8,000円でございます。2番目の児童福祉事務費で894万2,000円でございます。この報酬でございますが、(仮称)保育園のあり方検討委員会委員報酬でございます。多様化する保育ニーズへの対応、効率的な保育園運営などの課題解決のために(仮称)保育園のあり方検討委員会を設置いたしまして、今後の保育園のあり方について協議を行うものでございます。続きまして、その下の二重丸でございます。民間保育所助成事業費で1億3,488万円の計上でございます。下から2番目の民間保育所建設事業補助金で1,500万円でございます。極楽寺保育園に対する補助でございます。 続きまして、102、103ページをお願いいたします。三つ目の民間保育所運営事業費でございます。8億7,834万3,000円の計上でございます。民間保育所10園に対する運営費の負担金でございます。続きまして、三つ飛びまして児童手当支給事業費で6億712万6,000円でございます。役務費から扶助費まででございまして、小学校第3学年修了前までの児童を養育している者に手当を支給するものでございまして、平成16年度から第3学年までに拡大をしております。 続きまして、104、105ページをお願いいたします。一番上の乳幼児健康支援一時預り事業費で546万2,000円の計上でございます。報償費で産褥期ヘルパー謝礼ということで、出産後間もない母親を支援するため、子育て経験者及び保育士等をヘルパーとして派遣する事業でございます。41万6,000円の計上でございます。それから、一つ飛びまして認可外保育所助成事業費でございます。183万4,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で認可外保育所通園児助成事業補助金でございます。保護者負担の軽減を図るため、保育料の一部を補助するものでございます。 続きまして、106、107ページをお願いいたします。目4の保育所費でございます。15億6,233万5,000円の計上でございます。 次の108、109ページをお願いいたします。一番下の二重丸で地域子育て支援センター事業費84万1,000円の計上でございます。南部保育園、塩田中央保育園及び神科第2保育園を拠点として地域支援活動を実施するものでございます。 続きまして、112、113ページをお願いいたします。目6の児童館費で5,353万2,000円でございます。児童館管理運営事業費で需用費から備品購入費まで、児童健全育成、放課後児童対策の施設として児童館が2、児童センターが6、こども館が8の管理運営経費の計上でございます。続きまして、その下の児童育成事業費で4,614万9,000円の計上でございます。需用費から使用料及び賃借料まで学童保育事業を公設民間委託により行うもので、学童保育所は5カ所でございます。 続きまして、114、115ページをお願いいたします。款4の衛生費、項1の保健衛生費、目1の保健衛生総務費で8億699万1,000円でございます。 116、117ページをお願いいたします。一番上の二重丸で障害者社会復帰推進事業費で1,693万5,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で2番目の精神障害者共同作業所通所訓練事業補助金で1,678万6,000円でございます。精神障害者上小地域家族会が設置します「山びこの家」、「せせらぎ」で行う通所訓練事業に対して行う補助でございます。 続きまして、障害者居宅生活支援事業費で1,591万1,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で一番下の精神障害者共同住居運営事業補助金でございます。242万円の計上でございます。新たに予定されるグループホームの運営に対しまして補助をしてまいりたいというものでございます。続きまして、目2の予防費でございます。1億2,155万円でございます。予防対策事業費でございます。 続きまして、118、119ページをお願いいたします。一番下の負担金補助及び交付金で人間ドック等受診補助金でございます。1,785万円の計上でございます。国保加入者以外の市民に対する人間ドック及び脳ドックの受診料について補助をしてまいりたいというものでございます。続きまして、目3の保健推進事業費で1億5,345万8,000円でございます。2番目の二重丸で保健推進事業費で5,618万9,000円でございます。 続きまして、120ページ、121ページをお願いいたします。一番下の負担金補助及び交付金で2番目の補助金でございます。不妊治療補助金で400万円の計上でございます。保険適用外の不妊治療で県の助成事業の対象とならないものに対し補助を行うものでございます。続きまして、目4の老人保健事業費で1億6,384万9,000円でございます。老人保健事業費でございます。 122、123ページをお願いいたします。上から四つ目のヘルスプロモーション事業委託料でございます。個人ごとのデータの提供によりまして生活習慣の改善及び介護予防のための足がかりとして一次予防重視の健康施策を行うための経費をお願いいたしました。続きまして、目5の医療対策費で6,709万4,000円でございます。3番目の二重丸で小児初期救急センター管理運営事業費でございます。3,116万4,000円の計上でございます。これにつきましては、共済費から次のページの負担金及び交付金まで関係する所要の経費の計上をお願いしてございます。 124、125ページをお願いいたします。目7の環境衛生費で3,909万6,000円でございます。環境衛生事業費で3,150万8,000円でございます。内容につきましては、126、127ページをお願いいたします。一番上の新エネルギー活用施設設置費補助金でございます。1,100万円の計上でございます。太陽光発電、太陽熱利用等の新エネルギー活用施設の設置に対する補助金をお願いいたしました。続きまして、三つ目の二重丸でございます。ISO14001推進事業費でございます。167万5,000円の計上でございます。事務事業における環境への負荷低減を推進するための経費をお願いいたしました。 続きまして、128、129ページをお願いします。一番下の款4衛生費、項2清掃費、目1の清掃総務費で6億9,158万1,000円でございます。 次の130ページ、131ページをお願いいたします。二つ目のごみ減量、再資源化対策事業費で2億377万円の計上でございます。報酬から負担金補助及び交付金まで関係する所要の経費をお願いしてございます。 続きまして、132、133ページをお願いいたします。目2のごみ処理費で3億6,787万2,000円でございます。ごみ処理事業費で3億5,684万8,000円でございます。この中で委託料で3億5,141万3,000円の計上で、一番下の廃蛍光管分別保管委託料で、分別処理委託を行うための経費をお願いいたしました。続きまして、その下の最終処分場管理事業費で1,102万4,000円でございます。中の委託料でございます。最終処分場消臭装置設置委託料で400万円でございます。下室賀最終処分場内の浸出水排出時に発生する悪臭の消臭装置を設置する経費をお願いしたものでございます。 続きまして、款5労働費、項1労働諸費、目1の労政費でございます。1億9,400万8,000円でございますが、内容につきましては、134、135ページをお願いいたします。真ん中辺の雇用対策職業訓練事業費で1,778万8,000円の計上でございます。その中で負担金補助及び交付金の5番目の人材育成インターンシップ推進事業負担金82万円の計上でございます。産業界を支える人材育成を図るため、企業等の現場で実務体験を行うインターンシップ制度の推進を図るため経費をお願いいたしました。飛びまして再就職支援セミナー負担金でございます。96万8,000円の計上でございます。厳しい雇用環境を踏まえ、再就職活動支援のための講座を開催する経費をお願いいたしました。 次に、140、141ページをお願いいたします。款6農林水産業費で項1農業費でございます。144、145ページをお願いいたします。目3の農業振興費で1億68万7,000円をお願いしてございます。説明欄で二つ目の生産調整推進対策事業費で1,743万4,000円の計上をお願いしました。負担金補助及び交付金の水田営農推進機械施設等導入事業補助金で261万2,000円の計上でございます。転作作物を生産する上で必要な機械を購入するための経費の補助をお願いするものでございます。 続きまして、146、147ページをお願いいたします。目4の園芸特産振興費で園芸振興事業費862万3,000円の計上でございます。三つ目の地産地消園芸施設総合対策事業補助金でございまして、300万円の計上でございます。地産地消を推進するため、野菜、果樹、花卉ハウスの施設の設置、暖房機の導入等に対する補助を行うものでございます。 続きまして、148、149ページをお願いいたします。目8の農業改善事業費で7億2,564万円でございます。農業構造改善事業事務費で2,211万4,000円の計上でございます。工事請負費で施設整備工事費で177万円の計上でございます。塩田構造改善センターの多目的室の反響改善等の工事費をお願いしてございます。続きまして、下の体験実習館、ささらの湯等の管理運営事業費で7,482万9,000円の計上でございます。需用費から工事請負費まで関係する所要の経費をお願いいたしました。 次の150、151ページをお願いいたします。済みません、その前に149ページでございます。一番下の公営企業支出金で6億2,257万4,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金でございまして、農業集落排水事業会計負担金で1億9,448万5,000円、次のページ、150、151ページをお願いいたします、農業集落排水事業会計補助金で4億2,808万9,000円でございます。これは、農業集落排水事業会計の負担金、補助金でございまして、前年対比で1億1,460万円余の増でお願いしてございます。続きまして、目9の農地費でございます。4億6,792万7,000円でございます。一番上の県営土地改良事業費でございまして、6,925万2,000円でございます。続きまして、三つ目でございますが、市単土地改良事業費で8,535万2,000円の計上でございます。これにつきましても必要な関係の経費をお願いをしてございます。 次の153ページをお願いいたします。一番下の基盤整備促進事業費で7,926万4,000円でございます。 次の155ページへお願いいたします。需用費から負担金補助及び交付金でございまして、この事業費につきましては、平成14年度から進めております欠口用水の改修に係る所要の経費の計上をお願いしてございます。その下の農村振興総合整備事業費で8,075万6,000円の計上でございます。これも金剛寺地区整備事業費で、関係する所要の経費の計上をお願いしてございます。 続きまして、156、157ページをお願いいたします。項2の林業費で目1林業総務費1億5,963万6,000円でございます。二つ目の林業振興事業費で1,857万4,000円の計上でございます。 158、159ページをお願いいたします。委託料でございます。その中の5番目の鳥獣被害防止緩衝帯整備委託料でございます。荒廃森林や荒廃農地を対象とし、やぶ払い、除伐等の環境整備を行うための委託料をお願いいたしました。800万円の計上でございます。続きまして、一番下の松くい虫防除対策事業費で9,166万1,000円を計上いたしております。続きまして、160、161ページをお願いいたします。委託料で6,708万5,000円の計上でございます。松くい虫防除委託料でございます。その下の負担金補助及び交付金で松林保護樹林帯造成事業補助金で2,400万円の計上でございます。広葉樹等への樹種転換を行う事業主体への補助を行うものでございます。 続きまして、162、163ページをお願いいたします。款7商工費、項1商工費でございます。目2の商工振興費で30億8,349万9,000円でございます。商業振興事業費で1,329万7,000円でございます。165ページをお願いいたします。負担金補助及び交付金で、四つ目の中心商店街空店舗活用助成事業補助金で417万3,000円の計上をお願いしてございます。中心商店街の活性化を図るため、商店街等が行う空き店舗の活用事業に対し賃借料の一部を補助するものでございます。続きまして、一番下のTMO支援事業補助金でございます。250万円をお願いしてございます。TMO構想に基づき市街地活性化を図るTMO事業に対して支援補助を行うものでございます。続きまして、その下の工業振興事業費で8,063万6,000円の計上でございます。その中で負担金補助及び交付金の6番目でございます。商工業振興助成事業補助金で2,163万8,000円の計上でございます。商工業振興条例に基づきまして上田リサーチパーク内の企業施設の増設及び東塩田林間工業団地内の工場用地取得に対し補助を行うものでございます。2企業でございます。 続きまして、167ページをお願いいたします。中小企業金融対策事業費で29億5,395万1,000円の計上でございます。四つ目の貸付金でございます。商工中金長野支店預託金5,000万円の計上でございます。その下、市制度融資金融機関預託金で26億4,800万円の計上でございます。前年当初対比で7,900万円の増で予算計上をお願いしました。 続きまして、目4の観光費で1億438万6,000円でございます。観光宣伝事業費で1,159万6,000円でございます。観光をリーディング産業として位置づけて、上田城跡公園の千本桜のPR、観光ガイドの養成、首都圏住民を上田の観光大使に任命し、上田市をPRするための諸施策の実施に向けて増額でございます。 続きまして、168、169ページをお願いいたします。委託料でございます。2番目の上田市観光ガイド協議会事業委託料で、これは25万円の計上でございます。幅広い年齢層の観光ガイドの養成に伴う経費をお願いしました。続きまして、一番下の観光施設整備事業費で2,260万4,000円の計上でございます。これにつきましては、千本桜事業の夜桜ライトアップ等施設整備事業費をお願いしてございます。 170、171ページをお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長、時間かかり過ぎるわな。もう少し簡潔に、わかりやすく、スピーディーに。 ◎財政部長(清水明君) はい。 市民まつり事業費でございます。850万円でございます。市民まつりに対して負担金をお願いするものでございます。それから、その下の2番目でございますが、国際会議観光都市推進事業費で3,283万3,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で上田観光コンベンション協会に対する負担金3,135万6,000円でございます。それから、一つ飛びまして国内会議開催補助金でございます。130万円の計上でございます。第24回の全国城下町シンポジウム上田大会の開催、それと第3回の先端繊維国際会議の開催経費に対する補助金でございます。 続きまして、目5のまちづくり推進事業費で954万6,000円でございます。これは、池波正太郎真田太平記館管理運営事業費で954万6,000円でございます。17年度から市直営方式によりまして施設の管理を行うもので、そのための関係する所要の経費の計上をお願いいたしました。 続きまして、172、173ページをお願いいたします。款8の土木費で項1の土木管理費でございます。174、175ページをお願いいたします。目2の交通安全施設整備事業費で1億13万円の計上でございます。主なものといたしましては、小島手塚線、秋和踏入線の整備事業でございます。 続きまして、その下の項2の道路橋梁費、目1の道路橋梁総務費で9,919万1,000円でございます。次の176、177ページをお願いいたします。目2の道路維持費で道路維持事業費で1億7,728万3,000円の計上でございます。道路維持に要する経費、道路維持補修委託、工事費、補修工事用資材費等の経費をお願いしてございます。 178、179ページをお願いいたします。目3の道路新設改良費で8億3,304万円をお願いしてございます。市道新設改良事業費でございまして、事業の主なものは、継続して進めております上田橋下堀線、川辺町国分線等の新設改良事業費でございます。 続きまして、180、181ページをお願いいたします。項4の都市計画費、目1の都市計画総務費でございます。182、183ページへお願いします。特別会計繰出金で市街地再開発事業特別会計繰出金1億3,140万6,000円の計上でございます。これは、市債の元利償還金へ充てるものでございます。目2の街路事業費で5億716万8,000円でございます。街路整備事業費で4億9,967万円の計上でございます。 次の184、185ページをお願いいたします。この事業費につきましては、秋和踏入線ほか5路線の街路整備事業費でございます。継続事業費でございます。続きまして、目3の公共下水道費で18億3,203万1,000円でございます。公共下水道事業会計負担金、それから公共下水道事業会計補助金で、合わせまして18億3,203万1,000円でございます。前年対比で4,035万7,000円余の増でお願いしてございます。続きまして、目4の公園費1億3,697万3,000円でございます。都市公園整備事業費で1億502万7,000円でございます。川辺町公園整備ほか、神畑公園、山王山公園、染屋台グリーンベルト保全事業に係る所要の経費の計上をお願いしてございます。 次に、190、191ページをお願いいたします。一番下の項6交通対策費、目1の交通対策事業費で3億2,738万7,000円でございます。192、193ページをお願いいたします。交通運輸対策事業費で1億3,199万8,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で一番下の別所線安全対策事業費補助金で4,889万4,000円の計上をお願いしてございます。一つ飛びまして、バイパス整備関連事業費で7,133万円でございます。公有財産購入費、それと補償補填及び賠償金で上田バイパス及び上田坂城バイパスの建設に伴う関連市道改良事業で、構国分4号線ほか3線の用地取得、補償等をお願いしてございます。続きまして、一番下の鉄道駅関連施設管理事業費で5,404万円でございます。次の194、195ページをお願いいたします。工事請負費で1,200万円の計上でございます。施設整備工事費でしなの鉄道大屋駅の公衆用トイレの新築水洗化工事でございます。 続きまして、款9の消防費、項1の消防費で目2非常備消防費で1億4,058万円でございます。196、197ページをお願いいたします。備品購入費で3,671万円の計上でございます。消防用備品購入費で消防団車両の充実により地域防災力の向上を図るためお願いするものでございます。第5、第17分団2台でございます。 続きまして、198、199ページをお願いいたします。目4の水防費でございます。水防対策事業費で346万5,000円でございます。工事請負費で消防施設整備工事費と公有財産購入費の水防庫用地購入費でございます。これは、上田坂城バイパス建設事業に伴い水防庫の移転工事と用地取得を行うものでございます。続きまして、目5の防災費で266万7,000円でございます。これは、前年との比較で1億4,235万円ほど減額になっておりますが、この原因は城下地区防災拠点施設の完了に伴う減でございます。 それから、款10の教育費でございます。項1の教育総務費で、目2事務局費5億7,332万4,000円でございます。200ページ、201ページへお願いいたします。負担金補助及び交付金で、一番下の小学校高学年30人規模学級等の協力金2,475万円の計上でございます。小学校5、6年生まで拡大するための県に対する任意協力金をお願いするものでございます。 次に、202、203ページをお願いいたします。下から二つ目の二重丸、児童生徒相談援助事業費でございます。1,228万円でございます。心の教室相談員配置等に係る経費をお願いいたしました。 続きまして、204、205ページをお願いいたします。項2小学校費でございます。続きまして、208、209ページをお願いいたします。目3の学校給食調理場費で3億1,513万6,000円でございます。2番目の第2学校給食センター管理運営事業費で1億1,213万8,000円でございます。210、211ページをお願いいたします。備品購入費の施設用備品購入費、第2学校給食センター施設整備事業費の施設整備工事費で、中塩田小学校のセンター化に伴う食器消毒保管庫等の購入と、施設の拡張工事をお願いしてございます。 続きまして、目4の学校建設費で9億5,772万1,000円でございます。小学校施設整備事業費でございまして、212、213ページをお願いいたします。工事請負費で中塩田小学校の校舎改築事業、豊殿小学校屋内運動場改築事業、神科小学校プール改築事業についてお願いをしてございます。 続きまして、項3の中学校費でございます。216、217ページをお願いいたします。目2の教育振興費で5,042万5,000円でございます。一般教育振興事業費で1,894万8,000円を計上してございます。負担金補助及び交付金で五つ目の通学費補助金でございます。1,030万2,000円でございます。上田交通別所線に対する公的支援としまして、通学距離4キロ以上を3キロ以上に下げて対象とするものでございます。 続きまして、220、221ページをお願いいたします。項4の社会教育費でございます。次の222、223ページをお願いいたします。目2の文化費で9,087万円でございます。2番目の文化振興事業費で1,052万1,000円の計上でございます。負担金補助及び交付金で文化少年団運営費補助金でございます。10万円でございます。長野県少年少女合唱祭補助金で15万円でございます。続きまして、上田城跡整備事業費で6,311万9,000円でございます。次の224、225ページをお願いいたします。工事請負費で5,913万6,000円でございます。上田城跡公園整備工事費で、上田城跡の計画的保存、修復を行うため工事費をお願いしたものでございます。 続きまして、230、231ページをお願いいたします。目4の図書館費で1億8,689万円でございます。232、233ページへお願いいたします。図書館情報システム化事業費で1,149万3,000円でございます。それと、広域連合負担金で1,964万7,000円でございます。これは、1市5町1村の広域圏に展開する図書館ネットワーク、エコールの運営経費をお願いしてございます。 続きまして、236、237ページをお願いいたします。目6の山本記念館費で1,113万8,000円でございます。山本記念館管理運営事業費で831万9,000円でございます。山本鼎に関する各種資料の常設展示と第3回山本鼎版画大賞展の開催等費用をお願いしたものでございます。 次に、246、247ページをお願いいたします。項5の保健体育費で目2の体育施設費でございます。体育施設管理事業費で4,734万4,000円でございます。次の248、249ページをお願いいたします。賃金から公課費まででございますが、上田公園内体育施設等の管理運営経費で、公園ちびっこプール、トイレ等の改修、材木町ちびっこプール改修等の事業費をお願いしてございます。 続きまして、254、255ページをお願いいたします。一番下の款11公債費、項1公債費、目1元金53億8,340万1,000円でございます。前年対比で33億3,329万4,000円の減となっております。減の内容でございますが、減税補てん債借りかえ分、それから縁故債繰上償還、それから元金償還金でございます。それから、説明欄でございますが、市債の元金償還金で53億8,340万1,000円を計上してございます。 次の256、257ページをお願いいたします。目2利子でございます。14億421万6,000円でございます。償還金利子及び割引料で市債利子13億7,621万6,000円でございます。一時借入金利子といたしまして2,800万円の計上でございます。目3の公債諸費で5万3,000円でございます。款12の予備費は、前年同様3,000万円でございます。 歳出につきましては以上でございます。 歳入についてご説明申し上げます。戻りまして16、17ページをお願いいたします。款1の市税でございますが、市税につきましては、地方財政計画あるいは各種推計数値、また税制改正の動向などを考慮するとともに、現下の経済情勢を勘案して通年ベースで算定をいたしております。平成17年度総額で158億7,143万5,000円、歳入に占める割合が41.1%でございまして、対16年度対比で7,740万1,000円の増となっております。それで、市税、目1の個人市民税でございますが、38億8,423万4,000円の現年課税分でございます。それで、平成16年度の名目賃金の増加傾向が見られないことから、増収は期待できないというものでございます。それから、法人市民税につきましては、17億700万円でございます。法人市民税につきましては、一部製造業に堅調な動きが見られますが、非製造業は総じて力強さに欠ける動きを見せておりまして、事業別で二極化の様相を呈してきていることから、16年度並みの収入を見込んでおります。 続きまして、固定資産税でございますが、80億7,000万円でございます。土地につきましては、地価下落の影響が負担調整による増を上回り、減収見込みでございます。家屋におきましては、前年度比較で約3%調定額の増加が見込めるものでございます。これらの状況を踏まえて固定資産税につきましては、16年度並みを見込んでおります。 次の軽自動車税につきましては、前年度並みを見込んでおります。それから、次の都市計画税でございますが、11億2,300万円を見込んでおります。次の所得譲与税でございますが、4億3,000万円でございます。国庫補助負担金の一般財源化に対応して平成16年度から暫定的に創設されました所得譲与税につきましては、4億3,000万円の交付を見込んでおります。この中には16年度の2億900万円も含んでおります。 続きまして、18、19ページをお願いいたします。自動車重量譲与税及び地方道路譲与税でございますが、それぞれ地財計画によりまして計上したものでございまして、自動車重量譲与税は3億4,000万円、地方道路譲与税は1億1,000万円でございます。 それから、続きまして款4の配当割交付金、それから款5の株式等譲渡所得割交付金でございまして、それぞれ1,000万円と370万円を見込んでおります。 款6の地方消費税交付金でございます。地方消費税交付金で12億9,000万円でございます。前年度対比で9,000万円増で見込んでおります。それから、款9の地方特例交付金で4億9,000万円でございます。恒久減税の財源補てんとして平成11年度から交付されている交付金で、前年当初と同額でお願いしてございます。 続きまして、20、21ページをお願いいたします。地方交付税でございます。61億5,000万円でございます。平成16年度対比で1億円余の減額が見込まれます。 一つ飛びまして、款12の分担金及び負担金でございます。これは年間見込みを勘案いたしまして計上をお願いをいたしました。使用料の20ページから24ページまでの手数料でございます。 続きまして、26から27ページをお願いいたします。款14の国庫支出金から次の28から32ページまで、款15の県支出金でございますが、この二つにつきましては、歳出予算の該当事業に対しましてルールに基づいて計上をお願いしたものでございます。 続きまして、34、35ページをお願いいたします。款18の繰入金でございます。目1の繰入金で5億1,908万5,000円でございます。説明欄の5の財政調整基金繰入金5億円でございます。一般財源として繰り入れをお願いしたものでございます。 次に、38、39ページをお願いいたします。続きまして、款21の市債でございます。農林水産業債以下、歳出に基づくルールで計上してございます。 次の40、41ページをお願いいたします。市債合計でございますが、24億5,110万円でございます。前年度比較で55.5%の減額となっております。 次に、戻りまして8ページをお願いいたします。第2表の債務負担行為でございます。これにつきましては、別添お配りしてございます平成17年度一般会計当初予算債務負担行為説明書へ記載したとおりでございますので、一つずつの説明につきましては省略をさせていただきたいと思います。 次の9ページをお願いいたします。第3表の地方債でございます。農業生産基盤整備事業費以下13件でございます。13件の合計限度額を24億5,110万円で17年度お願いをしたいというものでございます。 一般会計につきましては以上でございます。 次に、271ページをお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) ここで15分間休憩いたします。   午後 3時26分   休憩           ◇   午後 3時40分   再開 ○議長(宮下昭夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日午後5時を過ぎても会議を続行しますので、ご承知願います。 財政部長。   〔財政部長 清水 明君登壇〕 ◎財政部長(清水明君) 271ページをお願いいたします。議案第30号、平成17年度上田市土地取得事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 273ページへお願いします。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ4億円としたいというものでございます。 歳出から説明申し上げます。282、283ページをお願いいたします。目1の土地取得費でございます。土地取得事業費で4億円、公有財産購入費で3億円、補償補填及び賠償金で1億円でございます。それぞれ公共事業の土地取得等に対応するため見込み計上をお願いしたものでございます。 次に、歳入について、280、281ページへ戻ってお願いします。款1の財産収入、目1の不動産売払収入でございます。5,000万円でございます。市有土地売払収入を見込み計上させていただきました。 次に、款2の繰入金でございます。土地開発基金繰入金で3億4,850万円でございます。土地開発基金を財源として今後の用地取得に対応していくための計上をお願いしたものでございます。 款3の繰越金でございますが、前年度繰越金で150万円の計上をお願いしてございます。 議案第30号につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 総務部長。   〔総務部長 小出 俊君登壇〕 ◎総務部長(小出俊君) 285ページをお願いいたします。議案第31号、平成17年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。 次の287ページをお願いいたします。第1条でありますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ5,007万5,000円としたいというものであります。 歳出から申し上げます。296、297ページをお願いいたします。款1総務費、目1一般管理費で職員人件費、一般管理事業費であります。また、款2事業費、目1事業費の計上でありますが、いずれも例年どおりの経常的なものでございまして、特段のものはございません。 飛んでいただきまして300ページ、301ページをお願いいたします。款4公債費であります。元金、利子合わせて合計609万1,000円の計上でございます。これにつきましては、平成8年度に借り入れをいたしました放送設備更新事業に係る市債の元金償還金及び利子でございます。 次に、歳入について申し上げます。294、295ページへお願いいたします。款1使用料及び手数料でございます。4,225万3,000円でございますが、例年加入者数が減少している傾向でございますが、本年度につきましても収入可能な範囲で計上をお願いいたしました。 二つ飛んで款4繰入金、目1一般会計繰入金であります。説明欄にあります上の段の公債費繰入金でありますが、先ほど歳出で申し上げました市債の償還に係る一般会計からの繰入金でございます。 款5繰越金につきましては、見込み計上で100万2,000円をお願いしているところであります。 議案第31号につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 市民生活部長。   〔市民生活部長 塩野崎 利英君登壇〕 ◎市民生活部長(塩野崎利英君) 予算書の307ページをお願いいたします。議案第32号、平成17年度同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。 309ページをお願いいたします。条文予算でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,529万5,000円と定めたいというものでございます。 それでは、歳出からご説明申し上げますので、318、319ページをお願いいたします。一般管理費でございますが、職員人件費等経常的な経費を計上したものでございます。公債費の目1元金、目2の利子につきましては、それぞれ元金、利子の償還金を計上したものでございます。 次のページをお願いいたします。2段目の款、貸付事業費につきましては、ゼロ円でございますが、これはこの貸し付け制度が平成16年度末をもって終了したことによるものでございます。 次に、歳入についてご説明申し上げますので、316、317ページにお戻りください。款1県支出金、目1貸付助成事業費補助金につきましては、所定の計算により見込み計上をしてございます。款2繰入金の目1一般会計繰入金と目2積立金繰入金につきましては、財政調整のための繰入金でございます。款4諸収入につきましては、元金償還金、利子償還金、滞納繰越分でございますが、実績に応じて見込み計上をさせていただきました。 以上、議案第32号についてご説明を申し上げました。 続きまして、325ページをお願いいたします。議案第33号、平成17年度上田市交通災害共済事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。 次ページをお願いいたします。条文予算でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,226万1,000円と定めたいというものでございます。 歳出からご説明を申し上げますので、336、337ページをお願いいたします。款の1交通災害共済費の目1事務費は、経常的な経費を計上させていただきました。目2事業費でございますが、説明欄をお願いいたします。主なものは、交通災害共済見舞金の3,320万円でございまして、実績により計上をいたしました。 次に、歳入について申し上げますので、前ページをお願いいたします。款1共済掛金、目1交通災害共済掛金につきましては、説明欄にございます一般、学童、園児計7万3,740人分の計上をしたものでございます。款2繰入金、目1繰入金の主なものにつきましては、掛金繰入金でございまして、生活保護者並びに高齢者等に係る掛金の免除をしたことから、ルールにより一般会計から繰り入れるものでございます。 議案第33号については以上でございます。 以上、議案第32号、議案第33号についてご説明を申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 土屋 朝義君登壇〕 ◎健康福祉部長(土屋朝義君) 予算書の339ページをお願いいたします。議案第34号、平成17年度上田市福祉事業センター事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 次の341ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,444万9,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、350、351ページをお願いします。款1総務費の目1一般管理費で2,232万9,000円をお願いしておりますが、主なものは、職員の人件費と公共下水道接続に伴うトイレ改修の工事請負費でございます。下段の款2事業費で1,208万円をお願いしておりますが、これは授産事業費でございまして、主なものは作業員30人分の賃金等でございます。受注先企業の生産拠点の海外移転や経済情勢の低迷等の影響を勘案して計上させていただきました。 次に、歳入について申し上げますので、戻って348、349ページをお願いいたします。款1事業収入の目1委託加工収入で1,071万1,000円をお願いしておりますが、これも受注先企業の状況や諸般の経済情勢等を勘案し、年間見込額を計上したものでございます。次に、款3繰入金の目1一般会計繰入金ですが、これは一般会計から扶助費繰り入れ分2,164万3,000円をお願いするものでございます。扶助費対象者の増加により687万1,000円の増額となっております。一番下の款5諸収入の目1雑入は164万2,000円でございますが、受注先企業からの維持費収入が主なものでございます。 議案第34号につきましては以上でございます。 続きまして、359ページをお願いします。議案第35号、平成17年度上田市国民健康保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 次の361ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ88億2,720万1,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げます。説明につきましては主なものについて申し上げます。378、379ページをお願いいたします。下段の款2保険給付費の項1療養諸費で目1一般被保険者療養給付費から次の380、381ページの目5審査手数料まで、計50億1,172万2,000円を、同じく項2高額療養費で一般被保険者高額療養費と退職被保険者等高額療養費合わせて5億7,003万2,000円をそれぞれお願いしておりますが、これは一般被保険者と退職被保険者の医療費でございまして、前年度対比で約9%程度の増を見込んで計上させていただいております。 次の382、383ページをお願いいたします。上から2段目の款3老人保健拠出金の目1老人保健医療費拠出金と目2老人保健事務費拠出金合わせて20億3,618万5,000円を、それから次の款4介護納付金の6億4,069万5,000円をお願いしておりますが、それぞれ国で示しております算定式に基づきまして計上したものでございます。 次の款5共同事業拠出金、目1高額医療費共同事業拠出金と目2その他共同事業拠出金で1億9,370万5,000円をお願いしておりますが、これはルールに従いまして算定し、計上したものでございます。 次の款6保健事業費ですが、次のページにありますように、合計で4,391万7,000円をお願いしております。この中では右の説明欄にもありますように、医療費増の抑制のために例年行っております各種事業の委託料と、人間ドックや脳ドック受診補助金2,910万円が主なものでございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻って370、371ページをお願いします。歳入ですが、まず款1国民健康保険税で目1一般被保険者国民健康保険税と目2の退職被保険者等国民健康保険税、合わせまして合計欄にありますように32億2,187万4,000円を見込んでおります。大変厳しい状況ではございますが、慎重に検討いたしまして、収入可能な範囲で計上させていただきました。 次に、款3国庫支出金の項1国庫負担金で22億7,895万4,000円を、次の項2国庫補助金の目1財政調整交付金で6億4,385万1,000円を、款4療養給付費交付金で18億7,311万9,000円をそれぞれお願いしておりますが、これらはいずれもそれぞれ国の算定基準に従いまして算定し、お願いするものでございます。 372、373ページをお願いいたします。中段で款7繰入金の目1一般会計繰入金で4億8,511万8,000円をお願いしておりますが、右の説明欄にもございますように、低所得世帯の被保険者の国保税を軽減するための保険基盤安定制度に伴います一般会計繰入金2億4,506万7,000円を初め、それぞれルールに従いまして計上させていただいております。 議案第35号につきましては以上でございます。 続きまして、393ページをお願いします。議案第36号、平成17年度上田市老人保健事業特別会計予算についてご説明いたします。 次の395ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ112億4,631万5,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、404ページ、405ページをお願いします。歳出ですが、款1総務費の目1一般管理費で1,749万8,000円をお願いしておりますが、老人保健事業運営のための職員人件費と経常的な経費をお願いするものでございます。 次の款2医療諸費は、診療報酬分の医療費、それと柔道整復師による施術やマッサージ等の施術、またコルセットなどの治療装具代に係る医療費と高額医療費でございますが、112億2,881万7,000円を計上させていただきました。前年対比で約3%の増を見込んでおります。 次に、歳入について申し上げますので、戻っていただいて402、403ページをお願いいたします。歳入ですが、款1支払基金交付金で65億9,707万5,000円をお願いしております。これは、各保険者が社会保険診療報酬支払基金に納付しました老人保健拠出金のうち上田市分として交付されるものでございます。 次の款2国庫支出金から款4繰入金までは、それぞれルールに基づきまして計上させていただいたものでございます。 議案第36号につきましては以上でございます。 続きまして、411ページをお願いいたします。議案第37号、平成17年度上田市介護保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 次の413ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ65億383万7,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、426、427ページをお願いいたします。款1総務費の目2広域連合負担金の8,880万5,000円は、上田地域広域連合で共同処理をします介護保険の認定調査等に要する経費の上田市負担分でございます。 428、429ページをお願いします。下段の款2保険給付費の目1居宅介護サービス給付費から次の430、431ページの目8特例居宅介護サービス計画給付費まで、合計61億3,971万6,000円をお願いしておりますが、これは第2期介護保険事業計画及び平成16年度の実績を考慮しまして、要介護者の居宅介護サービス及び施設介護サービスなどの保険給付に要する費用を計上したものでございます。 項2支援サービス等諸費の目1居宅支援サービス給付費から次の432、433ページの目6特例居宅支援サービス計画給付費まで1億284万1,000円でございますが、これは介護認定において要支援と認定された方の保険給付に要する費用でございまして、給付の内容につきましては、施設サービスを除きまして項1の介護サービス等諸費と同様でございます。項4高額介護サービス等費の目1高額介護サービス費と目2高額居宅支援サービス費で5,433万6,000円をお願いしております。これは、介護サービスの利用者負担が著しく高額の場合には負担額の上限が設定されていることに伴いまして利用者の負担軽減を図るための費用を計上したものでございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻って422ページ、423ページをお願いします。歳入の款1保険料ですが、第1号被保険者保険料として特別徴収分と普通徴収分を合わせまして約2万7,000人分、9億9,768万2,000円を見込んで計上させていただきました。保険料率につきましては、第2期介護保険事業計画で定めております基準月額の3,098円により計上してございます。 款3国庫支出金の目1介護給付費負担金の12億6,072万8,000円、それから次の目1調整交付金の3億8,641万3,000円、それから款4の支払基金交付金の介護給付費交付金20億1,716万4,000円、さらに款5県支出金の介護給付費負担金で7億8,795万4,000円をそれぞれお願いしておりますが、いずれも標準給付費に対する一定の負担割合により算出し、計上したものでございます。 次に、款5県支出金の項2財政安定化基金支出金、目1貸付金で5,439万5,000円をお願いしておりますが、これは保険給付に必要な財源の不足分について県の財政安定化基金から借り入れを行うものでございます。 次の424、425ページをお願いいたします。上段の款6繰入金の目1一般会計繰入金で9億8,097万8,000円をお願いしておりますが、これは介護給付費繰入金として標準給付費に対するルールにより市の負担分と、そのほか職員給与費等繰入金及び広域連合負担金の繰入金でございます。 議案第37号につきましては以上でございます。 議案第34号から37号まで4件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 都市建設部長。   〔都市建設部長 小林 憲和君登壇〕 ◎都市建設部長(小林憲和君) 予算書の441ページをお願いいたします。議案第38号、平成17年度上田市市街地再開発事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。 443ページをお願いいたします。第1条でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億467万円としたいというものでございます。 初めに、歳出から申し上げますので、452、453ページをお願いいたします。款1市街地再開発費、目1の市街地再開発事業費でございますが、施設建築物等管理運営事業費で1,713万7,000円でございます。上田駅前ビルパレオ5階、6階の管理運営を行うための経費でございまして、主なものは負担金補助及び交付金の上田駅前ビルパレオ管理組合法人負担金で1,710万8,000円でございます。 次に、款2公債費、目1の元金では、市債の元金償還金として1億6,957万円でございます。目2の利子につきましては、市債利子で1,796万3,000円でございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、450、451ページをお願いいたします。款1財産収入、目1の財産貸付収入でございますが、上田駅前ビルパレオ5階、6階の土地建物貸付料として4,934万9,000円でございます。目2の利子及び配当金におきましては、2階、3階の店舗共有者組合配当金374万9,000円でございます。 款2繰入金につきましては、一般会計からの繰入金で1億3,140万6,000円でございます。款4の諸収入は、上田駅前ビルパレオ5階、6階の共益費収入などで2,006万6,000円を計上してございます。 議案第38号につきましては以上でございます。 続きまして、予算書の455ページをお願いいたします。議案第39号、平成17年度上田市駐車場事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。 457ページをお願いいたします。第1条でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億5,337万8,000円としたいというものでございます。 初めに、歳出から申し上げますので、466、467ページをお願いいたします。款1駐車場事業費、目1一般管理費でございますが、上田駅周辺のお城口駐車場、お城口第2駐車場及び温泉口駐車場の市営3カ所の駐車場、駐輪場の運営管理に要する経費でございまして、総額で4,684万9,000円でございます。駐車場管理運営事業費は4,443万9,000円でございますが、主なものといたしましては、光熱水費等の経常的経費のほか、シルバー人材センターへの管理運営業務委託料と駐車場事業に係る消費税等でございます。 款2公債費、目1元金につきましては、市債の元金償還金6,756万1,000円を、また目2の利子につきましては、市債利子3,796万8,000円でございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、464、465ページをお願いいたします。款1使用料及び手数料、目1駐車場等使用料は、駐車場及び駐輪場の使用料でございまして、1億2,955万9,000円でございます。 次に、款2繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、一般会計からの繰入金で2,371万9,000円でございます。 議案第39号につきましては以上でございます。 議案第38号、39号2件一括ご説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 健康福祉部長。   〔健康福祉部長 土屋 朝義君登壇〕 ◎健康福祉部長(土屋朝義君) 別冊になっております平成17年度上田市産院事業会計予算書をお願いいたします。 表紙をめくっていただきまして、議案第40号、平成17年度上田市産院事業会計予算についてご説明をいたします。 1ページをお願いいたします。条文の予算でございますが、第2条で業務の予定量を定めてございます。近年の少子化傾向により産院を取り巻く環境も一段と厳しい時期を迎えておりますが、公立病院として患者サービスの向上に努めてきたところでありまして、母乳育児を進める赤ちゃんにやさしい病院として定着をしてきております。さらに、昨年4月からは女性特有の心身の悩みを女性医師がじっくり聞いて診療する女性専門外来を開設し、好評を得ております。このような状況の中で業務の予定量は入院及び外来患者数を平成16年度の実績見込みをもとに定めたものでございます。 次に、第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございまして、収入支出それぞれ2億8,886万1,000円に定めたいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額ですが、支出の予定額を759万1,000円としたいというものでございます。この財源としましては、過年度分損益勘定留保資金で補てんをしたいというものでございます。 第5条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費として、職員給与費と交際費を定めまして、第6条では、たな卸資産購入限度額を3,000万円に定めたいというものでございます。 次に、収益的収入及び支出について申し上げますので、5ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、収益的支出から申し上げます。款1産院事業費用として2億8,886万1,000円をお願いしておりますが、このうち項1医業費用では2億7,957万3,000円で、主なものは、職員17人、嘱託職員5人のほか、臨時職員を含めての職員給与費と、次の目2の診療及び給食の材料費、目3の委託料などの事業運営費でございます。 収益的収入でございますが、款1産院事業収益として2億8,886万1,000円をお願いしております。このうち項1医業収益で2億7,546万4,000円、項2医業外収益で1,339万7,000円でございますが、それぞれ今までの実績をもとに計上させていただきました。 6ページをお願いいたします。資本的支出としまして759万1,000円をお願いしておりますが、医療、施設用備品購入費でございまして、新生児聴覚検査機器などを購入したいというものでございます。 その下の上田市産院事業会計資金計画書から10ページの予定貸借対照表、それから12ページの予定損益計算書、それから15ページからの事項別明細書につきましては説明を省略させていただきたいと思います。 以上、議案第40号についてご説明をいたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者 須藤 清彬君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(須藤清彬君) 別冊になっております平成17年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第41号、平成17年度上田市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 3ページをお願いいたします。条文予算の第2条でございますが、業務の予定量を定めたものでございます。給水量は年々減少しており、今後も長引く不況、生活形態の変化等によりまして給水量の増加は期待できない状況であり、年間総給水量は前年度比2.0%減の1,341万9,077立方メートルといたしてございます。また、建設改良事業費は前年度比18%減の4億750万3,000円といたしてございます。 次に、第3条は収益的収入及び支出の予定額でございます。収入につきましては、第1款水道事業収益で前年度比2.9%増の20億5,952万3,000円、支出につきましては、第1款水道事業費用で前年度比0.3%増の20億568万8,000円といたしたいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございます。 次のページをお願いいたします。収入につきましては、第1款資本的収入で前年度比11.7%減の3億2,004万9,000円、支出につきましては第1款資本的支出で前年度比8.5%減の9億4,876万5,000円にいたしたいというものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましては、記載のとおり補てんしたいというものでございます。 4ページをお願いいたします。第5条でございますけれども、企業債でございますが、上水道事業における起債の限度額を2億1,440万円としたいというもので、起債の方法、利率、償還の方法について定めてございます。 第6条は一時借入金で、限度額を3億円と定めたいというものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について定めてございます。 5ページをお願いいたします。第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費、交際費について定めてございます。 予算の内容についてご説明申し上げますので、11ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、収入につきまして主なものについて申し上げます。項1営業収益は19億7,219万9,000円で、主なものは、目1給水収益の19億2,362万7,000円で、水道料金収入であります。料金改定による増額を見込みまして、16年度当初予算額の4.1%増の計上でございます。項2営業外収益は8,729万9,000円で、主なものは目2加入金の3,861万2,000円等でございます。 12ページをお願いいたします。支出の主なものについて申し上げます。項1営業費用は14億8,627万7,000円で、主なものは、まず目1原水及び浄水費で前年度比8.4%増の2億7,076万5,000円でございます。水質検査、監視体制の強化を図り、安心、安全、おいしい水の安定供給のため、ろ過池の補砂工事等に要する経費を計上してございます。なお、新年度におきましては、砂削り取り機を購入しまして、揚砂の修繕工事を自営で実施し、施設維持管理費の節減を図るとともに、災害時の迅速な対応ができるよう努めてまいりたいと思っております。16年度に引き続き染屋浄水場で発生する泥土を有効利用し、改良土化を図り、農地に還元するための委託料を計上し、環境負荷の低減と循環社会への対応、及びコストの削減を図ってまいりたいと思っております。目2配水及び給水費では、前年度比9%増の1億8,175万5,000円で、漏水調査の強化、布設替工事等の費用でございます。次に、項2営業外費用では4億9,021万1,000円で、企業債の利息等でございます。 13ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、収入の主なものは、項1負担金では9,939万8,000円で、下水道等の他関連事業にかかわる布設工事負担金でございます。項3企業債は2億1,440万円で、前年度比30.2%増でございます。支出の主なものについては、項1建設改良事業費は4億750万3,000円で、主なものにつきましては、配水管布設工事、老朽管の更新、また配水管布設替工事のほかに、水質保全対策としまして残留塩素計の設置、危機管理のために浄水場に集中監視データがありますけれども、上水道課でも常時監視できるよう端末機を設置したいと、またろ過池の揚砂の自営工事等のため、砂の削り取り機の機械を購入してございますけれども、経費を節減してまいりたいと思っております。項2企業債の償還金でございますけれども、前年度比1%増の5億3,829万1,000円でございます。 次の14ページの資金計画につきましては、予算に関する説明資料でございますので、省略させていただきたいと思います。 以上、議案第41号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 続きまして、37ページをお願いいたします。議案第42号、平成17年度上田市公共下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 39ページをお願いいたします。第2条の業務の予定量でございますが、管渠工事の順調な進捗によりまして水洗化が進み、排水件数は前年度比13.8%増の3万3,000件、年間総排水量につきましては1,105万2,000立方メートルを見込んでおります。建設改良費につきましては、前年度比1.6%増の30億9,246万5,000円を予定しております。 第3条でございますけれども、収益的収入及び支出の予定額でございます。収入につきましては、第1款下水道事業収益で前年度比5.9%増の35億2,656万2,000円、支出につきましては、第1款下水道事業費用で前年度比1.1%減の34億9,830万9,000円といたしたいというものでございます。 第4条は資本的収入及び支出の予定額でございます。 次のページをお願いいたします。収入につきましては、第1款資本的収入で前年度比16.5%増の43億2,237万8,000円、支出につきましては、第1款資本的支出で前年度比19.5%増の53億5,733万5,000円といたしたいというものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましても、記載のとおり補てんしたいというものでございます。 第5条は、債務負担行為でございます。内容は、下水道排水設備資金の融資利子補給事業費として平成17年度から23年度まで、限度額は201万、上田終末処理場の建設事業費として17年度から19年度までで、限度額は14億8,100万、南部終末処理場の建設事業費として平成17年度から18年度までで、限度額1億3,200万と定めたいというものでございます。 第6条が企業債でございます。限度額を公共下水道事業で13億4,110万、特定環境保全公共下水道事業で4億5,080万、下水道高資本費対策借換債で7億2,450万とし、起債の方法、利率、償還の方法を定めてございます。 次のページの第7条でございますけれども、一時借入金で限度額を20億円、それから第8条につきましては、予定支出の各項の経費の金額を流用することのできる場合を定めてございます。 第9条につきましては、議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費、交際費を定めてございます。 次に、予算の主なものについて申し上げますので、47ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、収入の主なものについてご説明申し上げます。項1営業収益は、前年度比6.2%増の32億4,067万5,000円でございます。主なものは、目1下水道使用料の20億5,640万円で、南部、神川東を初めとする各処理区の管渠工事の進捗状況から普及率、水洗化の向上によりまして伸びを見込んで、前年度比7.0%増としております。目2一般会計負担金は、前年度比4.9%増の11億8,343万3,000円、一般会計からの繰り出し基準に基づく繰入金でございます。項2営業外収益は、前年度比2.4%増の2億8,587万7,000円で、主なものは、目2他会計補助金で前年度比2.5%増の2億8,584万2,000円で、一般会計からの繰入金でございます。 次のページをお願いいたします。支出の主なものについてご説明申し上げます。項1営業費用は、前年度比1%増の21億1,805万4,000円、主なものは、目1管渠費で前年度比11.7%減の1億2,950万2,000円で、管渠、マンホールポンプの維持管理に要する費用でございます。目2ポンプ場費で、前年度比30.1%増の2,592万7,000円で、各ポンプ場の維持管理に要する費用でございます。目3処理場費で、前年度比3.5%減の4億7,516万9,000円、処理場の維持管理費に要する費用でございます。目8減価償却費で、前年度比4.1%増の13億3,947万1,000円で、構築物や機械等償却資産の減価償却費でございます。平成16年度完成予定の上田終末処理場の設備、神川東処理区の管渠の減価償却費の増加分をあわせて計上してございます。項2営業外費用につきましては、前年度比4.4%減の13億5,749万6,000円でございます。主なものは、目1支払利息及び企業債取扱諸費で前年度比5.1%減の13億3,039万6,000円、目2消費税及び地方消費税で前年度比50.0%増の2,700万円でございます。項3特別損失は、前年度比6.9%増の1,275万9,000円、項4予備費は1,000万円を計上いたしてございます。 次ページで資本的収入及び支出でございますが、収入の主なものについて申し上げます。項1企業債は、前年度比21.4%増の25億1,640万円で、このうち目2借換債は、下水道高資本費対策借換債による借り入れで7億2,450万円、項2国庫補助金は、前年度比34.4%増の10億4,160万円、項3受益者負担金は、前年度比16.1%減の4億162万2,000円、項4他会計補助金は、前年度比5.8%減の3億6,275万6,000円で、主に企業債元金償還金に対する一般会計からの繰入金でございます。 支出の主なものについてご説明申し上げます。項1建設改良費は、前年度比1.6%増の30億9,246万5,000円、主なものは、公共下水道建設費で前年度比21.4%増の23億300万円、事業内容については、終末処理場の処理施設設備の更新、また増設工事の委託及び管渠工事でございます。目3特定環境保全の公共下水道建設費では、前年度比35.1%増の6億4,495万円、主な事業内容は、6,700メートルに及ぶ管渠工事でございます。項2企業債償還金は、前年度比57.4%増の22億6,487万円で、下水道高資本費対策借換債に伴う償還金が収入と同額の7億2,450万円でございます。 予算内容については以上でございます。50ページから71ページについては説明資料でございますけれども、58ページをごらんください。58ページの、これは平成16年度の予定の損益計算書でございますけれども、下から3行目、当年度純損失が952万2,000円と、主に普及率の向上によりまして使用料収入の増加を反映しまして平成15年度の決算の5,162万3,000円と比較しますと損失額のさらなる縮小が見込んでまいりました。収支については現在非常によく改善しております。これからも企業経営に努めてまいりたいと思っております。その他資料につきましてはごらんいただき、説明については省略させていただきます。 以上、議案第42号、平成17年度上田市公共下水道事業会計予算についてご説明申し上げました。 引き続き、同じ予算書の73ページをお願いいたします。議案第43号、平成17年度上田市農業集落排水事業会計予算についてご説明申し上げます。 次のページをお願いいたします。75ページですけれども、第2条の業務の予定量でございますが、平成16年度当初に殿城地区が供用開始となりまして事業がすべて完了したため、排水件数は前年度比5.9%増の5,400件、年間総排水量は138万8,000立方メートルを見込んでおります。建設改良費は前年度比62.3%減の4,700万3,000円を予定しております。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。収入におきまして、第1款農業集落排水事業収益で、前年度比14.8%増の7億4,804万円、それから支出におきましては、第1款農業集落排水事業費用で前年度比5.0%増の9億1,899万6,000円といたしたいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございます。 次のページをお願いいたします。収入につきましては、第1款資本的収入で前年度比0.1%減の2億2,618万9,000円、支出につきましては、第1款資本的支出で前年度比13.4%増の4億3,602万2,000円といたしたいというものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましても、記載のとおり補てんしたいというものでございます。 第5条は、企業債でございます。下水道高資本費対策借換債で限度額を4,360万円とし、起債の方法、利率、償還の方法を定めてございます。 第6条は、一時借入金で限度額を3億円としたいというものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することのできる場合を定め、第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費、交際費を定めてございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、83ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、収入の主なものについてご説明申し上げます。項1営業収益は、前年度比10%増の4億6,885万7,000円、主なものは、目1農業集落排水使用料の2億7,430万円で、平成16年度の事業完了に伴いまして水洗化の向上を見込み、前年度比7.1%増としております。目2一般会計負担金は、前年度比14.5%増の1億9,448万5,000円、一般会計からの繰り出し基準に基づく繰入金でございます。項2営業外収益は、前年度比23.8%増の2億7,916万8,000円で、主なものは、目2他会計補助金で前年度比23.8%増の2億7,914万3,000円を上げてございます。一般会計からの補助金でございます。 次のページをお願いいたします。支出の主なものについて申し上げます。項1営業費用は、前年度比6.5%増の6億2,162万3,000円で、主なものは、目1管渠費で前年度比3%減の3,624万円、管渠、マンホールポンプの維持管理に対する費用でございます。目2処理場費については、前年度比12.4%増の1億8,730万9,000円、維持管理に要する費用でございます。目6減価償却費で前年度比7.2%増の3億7,048万2,000円で、構築物、機械等の償却資産の減価償却費でございますけれども、平成16年度完成予定の殿城地区の管渠等償却資産の増加分をあわせて計上してございます。項2営業外費用は、前年度比1.9%増の2億9,088万2,000円で、主なものは、目1支払利息及び企業債取扱諸費で、前年度比0.5%増の2億8,142万7,000円、企業債利息と一時借入金の利息でございます。次に、項3特別損失については、前年度比7.6%減の149万1,000円でございます。項4予備費について500万円を計上してございます。 次のページの資本的収入及び支出でございますけれども、収入の主なものは、項1企業債は前年度比39.5%減の4,360万円、内訳は下水道高資本費対策借換債による借り入れ、項2受益者分担金は前年度比72.4%減の313万3,000円、項3工事負担金は前年度比4.8%増の3,051万円でございます。項4他会計補助金は、前年度比32.3%増の1億4,894万6,000円、企業債元金償還金に対する一般会計からの補助金でございます。 支出の主なものについては、項1建設改良費で前年度比62.3%減の4,700万3,000円、主なものは、目2農業集落排水建設費で前年度比70.5%減の2,820万円でございますが、全地区の事業がほぼ完了となったため大幅な減額となっております。項2企業債償還金は、前年度比49.8%増の3億8,901万9,000円で、下水道高資本費対策借換債に伴う償還金が収入と同額4,360万円のせてございます。 予算内容については以上でございます。 86ページから103ページまでは予算に対する説明でございますけれども、94ページをお願いいたします。平成16年度の予定損益計算書でございますけれども、下から3行目の当年度純損失が2億4,080万7,000円と平成15年度決算の2億832万1,000円と比べまして損失の増額を見込んでございます。これは、使用料収入に比べまして減価償却費を初めとする費用の増加が大きいため、今後さらに厳しい事業運営を迫られることから早急な対策を講じなければいけないと思っております。その一つとしまして、今回汚泥の減量化及び資源循環化を図るための調査費の委託料を収益的支出で230万円、資本的支出で400万円、合計で630万円計上させていただきました。これによりまして毎年ふえ続ける汚泥に対して最も安心、安全に処理できる方法を精査、検討しまして、実施に移してまいりたいと考えております。その他につきましては資料でございますので、説明を省略させていただきたいと思います。 以上、議案第41号から議案第43号まで一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) 消防部長。   〔消防部長 大久保 弘君登壇〕 ◎消防部長(大久保弘君) 議案書の34ページをお願いいたします。議案第48号、上田市城下地区防災センターの指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 現在上田市御所で建設中、4月に開所予定の上田市城下地区防災センターについて、昨年12月議会で上田市コミュニティ施設条例の一部を改正し、管理運営については指定管理者制度を導入するご議決をいただきました。これに基づき1月上旬に指定管理者を公募したところ、一団体より応募があり、審査の結果、適格であると判断されましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者の指定についてご提案申し上げるものでございます。指定管理者としたい団体は、上田市城下地区自治会連合会会長、島田佳幸氏でございます。また、指定の期間は、平成17年4月1日から平成22年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上、議案第48号についてご説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮下昭夫君) 教育次長。   〔教育次長 中村 明久君登壇〕 ◎教育次長(中村明久君) 議案集の35ページをお願いいたします。議案第49号、上田市市民の森馬術場の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 これまで建設を進めてまいりました上田市市民の森馬術場につきましては、平成17年4月からオープンの運びとなりました。この指定管理者につきまして平成16年12月28日に告示し、公募しましたところ一団体から応募があり、審査した結果、指定要件を満たし、適格であると判断いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 1として、施設の名称ですが、上田市市民の森馬術場でございます。次に、2として、指定管理者となる団体は、上田市大字仁古田409番地1、上田乗馬倶楽部、代表は金子政夫氏でございます。3として、指定の期間ですが、平成17年4月1日から平成22年3月31日までの5年間としたいというものでございます。 議案第49号についてのご説明は以上でございます。よろしくご審議の上ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮下昭夫君) 財政部長。   〔財政部長 清水 明君登壇〕 ◎財政部長(清水明君) 議案集の36ページをお願いいたします。報告第1号、専決処分した木曽郡山口村の岐阜県中津川市編入に伴う長野県市町村自治振興組合に関する地方自治法第286条第1項に基づく協議の承認についてご説明申し上げます。 地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成17年2月2日専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し、承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、木曽郡山口村は平成17年2月12日をもって長野県市町村自治振興組合から脱退するに当たり、地方自治法第286条第1項及び第290条の規定により協議及び議会の議決が必要であり、これを専決処分したものでございます。 以上、報告第1号について申し上げました。よろしくお願いいたします。           ◇ △日程第5 議案第44号~第47号 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第5、議案第44号から第47号まで4件一括議題といたします。 担当者から説明を求めます。総務部長。   〔総務部長 小出 俊君登壇〕 ◎総務部長(小出俊君) 議案集の21ページをお願いいたします。議案第44号、上田市、小県郡丸子町、同郡真田町及び同郡武石村の廃置分合についてご説明いたします。 これは、去る2月18日に行われました上田市、丸子町、真田町、武石村の4市町村の合併協定書の調印に基づき、平成18年3月6日から4市町村を廃し、その区域をもって新たな新上田市を設置することを長野県知事に申請するため、地方自治法第7条第5項の規定により議会のご議決をお願いするものでございます。 続きまして、22ページをお願いいたします。議案第45号、上田市、小県郡丸子町、同郡真田町及び同郡武石村の廃置分合に伴う財産処分に関する協議についてご説明を申し上げます。 平成18年3月6日から4市町村を廃し、その区域をもって新上田市を設置することに伴う財産処分を3町村と協議の上定めることについて、23ページの協議書を添えまして、地方自治法第7条第5項の規定により議会のご議決をお願いするものでございます。 23ページの協議書をお願いいたします。上田市、小県郡丸子町、同郡真田町及び同郡武石村の廃置分合に伴う財産処分に関する協議書でございます。記以下に記載してあるとおりでございますが、1として、上田市、小県郡丸子町及び同郡真田町の財産はすべて上田市に帰属させる。2といたしまして、小県郡武石村の財産については、別記財産、後ほど申し上げますが、別記財産をもって地方自治法第294条に基づく財産区を設置し、その他の財産はすべて上田市に帰属させるというものでございます。 次の24ページをお願いいたします。別記といたしまして、これは山林でございますが、字、地番、地積をそれぞれ記載してございます。24ページから25、26、27、28、29ページまで記載のとおりでございますが、29ページの一番下、合計欄にございます1,234万4,916.71平方メートル、約1,234ヘクタールでございますが、これについては新たに財産区を設置するというものでございます。 続きまして、30ページをお願いいたします。議案第46号、上田市、小県郡丸子町、同郡真田町及び同郡武石村の廃置分合に伴う議会の議員の定数に関する協議についてご説明をいたします。 平成18年3月6日から4市町村を廃し、その区域をもって新上田市を設置することに伴う議会議員の定数を3町村と協議の上定めることについて、次の31ページの協議書を添えまして、地方自治法第91条第10項の規定により議会のご議決をお願いするものであります。 31ページの協議書でありますが、記以下に記載してございますとおり、上田市の議会の議員の定数は34人とするというものでございます。 続きまして、32ページをお願いいたします。議案第47号、上田市、小県郡丸子町、同郡真田町及び同郡武石村の廃置分合に伴う農業委員会の委員の任期等に関する協議についてご説明をいたします。 これにつきましても、平成18年3月6日から4市町村を廃し、その区域をもって新上田市を設置することに伴う農業委員会の委員の任期等を3町村と協議の上定めることについて、33ページの協議書を添えまして、市町村の合併の特例に関する法律第6条第8項の規定により議会のご議決をお願いするものであります。 33ページをお願いいたします。協議書ですが、農業委員会の選挙による委員に任期の特例を適用し、新上田市の農業委員会の選挙による委員は、現在の4市町村の選挙による委員80人のうちから互選による40人とし、その在任することができる期間を平成18年7月19日までとするものであります。 以上、議案第44号から47号まで一括してご説明をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮下昭夫君) これより質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) お諮りいたします。 議案第44号から第47号まで以上4件につきましては、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり合併研究特別委員会に付託の上審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件、議案付託表のとおり合併研究特別委員会に付託の上審査することに決しました。           ◇ △日程第6 議員の派遣 ○議長(宮下昭夫君) 次に、日程第6、議員の派遣を議題といたします。 今定例会における地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定による議員の派遣については、お手元に配付しました「議員の派遣」のとおりであります。 お諮りいたします。別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することに決しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。明2日から6日までの5日間は議案検討のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮下昭夫君) ご異議なしと認めます。よって、明2日から6日までの5日間は議案検討のため休会することに決しました。 次回は3月7日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。   午後 4時53分   散会...